前回の、スーパーレッドボディのMR−Sが売約になりましたので今度は爺に好まれるブルーマイカを仕入れてみました。しかし、MR−Sという車の価格上昇は止まりません。もちろん程度の悪い車の価格は
下がって来ております。その分 程度の良い車の価格は毎月上がって来ております。今も1台 実走行3万キロ台の5速ミッションのグリーンを見つけてはいるのですが販売価格が200万円近くでの販売になりますので
とても仕入れられません。MR−Sは5速マニュアルだけを、限定に探しておりますが、そのような価格で迄販売する意味が解りませんので 今回シーケンシャルの程度の良い1台を見つけましたのでご紹介致します。
MR−Sのシーケンシャルオートマは非常に繊細な、オートマですので 今まで1台しか扱ったことしかございません。私も、もちろん乗りましたが確かにミッション車を楽しむ要素は持っています。コーナーの手前で
シフトダウンしてシフトアップしていくというミッション車のような楽しみ方も出来るオートマ限定の方の味方ですが、日本車初採用のシーケンシャルオートマということで楽しみと故障と言う二面がございます。
それは ミッションオイルの交換をしていない車に異常が多くメンテナンスは必須です。今回は異常が出ていない今、ミッションオイルを全交換してお届け致します。マフラーは社外のTRDに交換されておりますが
車検対応品ですので車検には問題ございませんのでご安心下さい。音も純正の低音を図太くした感じでいじってる感は少ないです。ハードトップを装着しておりますが 後ほど純正の幌の状態も掲載致しますね。
幌はあまり使用された感も無く綺麗な状態です。これから社外のフロントバンパースポイラーとサイドステップを装着致します。最初からエアロに、太いホイール、車高調で下げてあるMR−Sは、確かに格好は良いですが
そう言う走りをしているということは、ボディ剛性や足回りも大きなダメージを抱えている可能性が高くなります。ハンドルを切っても、ワンテンポ遅れて曲がったり、エンジンは吹け上りが悪く、ガラガラと異音が聞こえ
ミッションも、荒い運転で、ダメージを受けている可能性も高いのです。こういうチューニングはボディ剛性の弱いオープンカーではやってはいけないチューニングなのです。だからこそこういうフルノーマルの
ボディしか当店は仕入れません。入庫した後 業者さんで全磨きをして水垢迄全て落として傷が良く解るような状態にしてリペイントし傷らしい傷を無くしてから新品のエアロバンパーやサイドステップを塗装して
装着しますから ボディに負荷もかかっておらず良い車体だという事です。フルノーマルということが仕入れる条件であり入庫後仕上げるから綺麗なのです。このMR−Sのシートの状態は大変良いので画像でご確認下さい
この車の運転席シートは出入り時に擦れて傷んでいる物が大変多く当店も仕入れ時に必ずチェックする場所です。それではこのMR−Sという車について詳細を説明させて頂きます。
このMR−Sに搭載される1ZZ−FE型エンジンはハイパワーエンジンではなく水冷4気筒オールアルミ製1800cc16バルブエンジンですが、強化された衝突安全アセスメントに対応などのため
度重なる年次改良で補強されて最終的に当初よりも40kg程度車両重量が増加されましたが、最終的に1000キロ程度におさえられておりますのでエンジン出力は控えめだが軽量化により加速と運動性の
良さ、ステアリングの回答性、オープンドライブ、など運転を楽しめるライトウェイトスポーツカーです。この5速ミッション車は、先ほどもご説明いたしましたが人気も高く、高額で取引されております。
ですので安価で販売出来る程度の良いシーケンシャルミッション車を仕入れ格好良く仕上げてみました。これが、昭和のこだわりです。今回は、フルノーマル車だからこその良さを実感頂ける車体だと思います。
スポーツカーのあるべき姿、薄く、平べったく尚且つ格好良くを、重点において、仕上げました。整備に関しては、タイミングチェーンなので、エンジンオイル、エレメント、ブレーキフルード、パワステオイル
ロングライフクーラント、ファンベルトなどのベルト類、次の車検まで持たない部品など全て交換してお届け致しますので納車されて直ぐにブレーキパッドが減っていて「キーキー」と鳴るような整備は致しておりません。
それは、新しいオーナー様に、少しでも安心して、末永く、MR−Sと楽しいカーライフを送って頂きたいと思うからです。自分が乗るならここまで整備したい事を原点とし整備をいたします。、