ブレーメン・クラシック・モーターショー 車の歴史が語られる祭典

ブレーメン・クラシック・モーターショー 車の歴史が語られる祭典

自動車の祭典 クラシックモーターショー

ブレーメン・クラシック・モーターショーは、ドイツの北西部にあるブレーメン州で開催されるクラシック自動車の展示イベントです。毎年2月に開催されているイベントで、クラシックカーやヒストリックカーと呼ばれている自動車が展示され、車ファンが多数訪れる自動車の祭典です。
クラシックカー(古典的な車)と、ヒストリックカー(歴史的な車)の意味は、どちらも同じような意味を持ちますが、おおよそ30年前に製造・販売されていた車を指します。
日本でも、クラシックカーの祭典は開催されています。2018年の4月は長野県で、同年6月には愛知県でノスタルジックカーフェスティバルというイベントが大々的に開催されます。また、全国各地でクラシックカーが一同に集まるミーティングも多く開催されています。



ヨーロッパ各社の自動車メーカーが出展

ブレーメン国際展示場で開催されるブレーメン・クラシック・モーターショーは、イベント出展にフォルクスワーゲンやメルセデス等の開催国ドイツの自動車メーカーだけではありません。フランスのメーカーであるシトロエンやルノー、イタリアのランチアやランボルギーニというヨーロッパに拠点を置く各社の顔ぶれが一同に集結するモーターショーです。
そして歴史的な偉業や功績を残したモータースポーツ界のレーシングカーも展示され、その頃を思い出し懐かしむファンを魅了します。
ブレーメン・クラシック・モーターショーは車の展示だけでなく自動車関連グッズの販売を始め、クラシックカーのスペアパーツの販売やレストア時のポイント説明などのブースも設けられています。

オートバイも展示される 乗り物の祭典

2018年のブレーメン・クラシック・モーターショーは、2月2日から4日までの2日間にわたり開催されました。ブレーメン国際展示場は8つの各ホールで構成されています。
また自動車だけでなくホール「1」ではオートバイの展示や、その他の関連部品も販売されています。いわば自動車やオートバイを含む、乗り物の祭典としてブレーメン・クラシック・モーターショーは開催しています。前年の2017年には入場者数が45,577人の賑わいがありました。
2018年の出展予定においては、フォルクスワーゲン・カルマンギアという車に注目されます。この車は、ドイツの自動車メーカーであるフォルクスワーゲンが1955年から、約20年間に渡り製造・販売を続けた名車です。



ヨーロッパの各モーターショー

ドイツで開催されるブレーメン・クラシック・モーターショー以外にも、ヨーロッパでは大規模なモーターショーが開催されています。
まず挙げておきたいのがジュネーブモーターショーです。スイスのジュネーブで開催される自動車の祭典ですが、各メーカーが力を注いだ車が“ワールドプレミア”される場合として世界的に注目度の高いイベントです。ワールドプレミアとは、そこで世界初の公開と披露を意味します。そしてフランスで行われるパリモーターショーも、一大イベントとして注目度の高い祭典です。
またフランクフルトモーターショーも、同じドイツのブレーメンと共に各メーカーが挙って出展し、熱いイベントを繰り広げています。

まとめ

今回、ご紹介したブレーメン・クラシック・モーターショーは会場へ来客を導くためにスマートフォンのアプリが存在することにも驚くべきポイントです。
クラシックカーと呼ばれる車の祭典は日本でも開催されていますが、ブレーメンのようにご当地ヨーロッパ各国の歴史と伝統を、直接肌で感じて垣間見ることの出来る貴重な空間と言えます。またオートバイの展示ブースが設けられていることから、自動車だけに特化していない、乗り物の歴史を味わえるイベントです。
ヨーロッパの自動車産業が盛んであるのも、このモーターショーというイベントで人々を驚かしたり、魅了させたりできる各メーカーの演出効果と言っても良いでしょう。