車の雑誌のオススメはどれ?各紙の特徴は?

言わずと知れたNo.1車雑誌

ベストカー(講談社 毎月10日、26日発売)
1978年に「ベストカーガイド」として創刊された、日本で最も発行部数の多い車雑誌。
車雑誌としては唯一月二回発行なので、情報の鮮度がいいのも特徴ですが、最新のモデルチェンジ情報や新車情報以外にも、車関係のコラムや車とは直接的に関係のない和やかな記事など、読み物として非常に優れた雑誌です。
誌面もラップタイムなどの性能テストだけではなく、燃費や乗り心地など、実生活に関わるテストなども多く、一般ユーザー目線で構成されており、読み応えも抜群です。
車を買おうかな?と思った時にははじめに手にとってもらいたい雑誌です。

スポーツ物の記事が楽しい車雑誌

カートップ(交通タイムス社 毎月26日発売)
1968年に創刊された老舗車雑誌。
新車情報やモデルチェンジ情報にしていることはもちろんですが、他誌に比べてレースなどスポーツ物の記事が多いのが特徴で、筑波サーキットを借り切って行う運動性能テストは、不定期連載ながら名物企画として人気があります。<br>また、国産車だけではなく、外国車の情報も多いことや、自動車評論家などのコラムが多いので、読み物としても面白い構成になっています。
筑波サーキットでのテストラン企画以外にも、各県のドライブイン情報や愛車メンテナンスなどの企画もあり、車を購入する前も購入した後も楽しく読める雑誌です。



的確な評論と美しい写真が魅力

CAR GRAPHIC(株式会社カーグラフィック 毎月1日発売)
1962年に創刊された車雑誌。
創刊以来一貫して、厳正中立な評論と海外レースを中心に構成されています。誌面を飾る車の写真は芸術的で、まるで写真集を見ているかのように美しいのも特徴的です。
また、F1などの海外モータースポーツの結果をいち早く日本に紹介したり、0-400mの加速テストや、長期テストなどの手法を日本に持ち込むなど、日本の自動車評論のあり方自体を大きく変えた雑誌でもあります。
元々美術書などを中心に発行していた二玄社という出版社が発行していたのもあり、写真は芸術的で美しく、また正確な評論から、カーマニアはもちろん車に興味を持ち始めたばかりの人にもオススメしたい雑誌です。

値引き情報はおまかせ!

ザ・マイカー(ぶんか社 毎月20日発売)
1995年に創刊された車雑誌。
「新車購入応援マガジン」とサブタイトルで謳っているように、値引き情報や試乗レポートなど、ユーザー目線で読みやすい誌面作りが特徴です。
新車情報やモデルチェンジ情報などのスクープ記事は少なめではありますが、誌面企画も面白く、新車購入時の交渉術や、国産車主要車種のアルバム、モノクロページでのコラムなども多く、読みものとしてもボリュームが有るのも特徴です。
これから車を買おうと思っているけど、どのくらい値引きされるか知りたいと思っている人や、今どんな車があるんだろう?なんて思っている人にピッタリの雑誌です。



カーライフを楽しむための情報を網羅!

ホリデーオート(モーターマガジン社 毎月10日発売)
1971年に創刊された車雑誌。
「車を選ぶ」「買う」「乗る」「維持する」「買い換える」といったことをコンセプトに、新車情報や試乗レポートなどを中心に、あらゆるカーライフのシチュエーションで必要な情報を網羅し掲載しています。
最新の車情報はもちろんですが、旧車やスーパーカーなど、他誌とは違う観点の企画も面白く、カーマニアの人も思わず唸る誌面作りが特徴です。
コラムや連載も充実しており、これから初めて車を購入する人から、今まで乗った車を乗り換えようと思っているベテランの人まで楽しんで読める雑誌です。

まとめ

車の雑誌には色々種類があり、正直どれを読んでいいのかわからなくなりますよね?
雑誌にはそれぞれ得意分野や特徴があります。好きな雑誌を決めて定期購読するのもいいと思いますが、表紙などを見て、その時興味を持った雑誌を手にとってみるのもいいと思います。
今はネットの時代なので、情報も速く正確です。でも、雑誌でしか読めない記事や、雑誌でしか見られない写真など、紙媒体には紙媒体の良さもあります。
紙媒体はちょっと・・・という人も今回のお話で少しでも車雑誌に興味を持ってもらえたらと思います。
ぜひ自分にあった車雑誌を探して読んでみてください。