2010年にマイナーチェンジ実施のW221後期型◎「多気筒崇拝」ユーザーが今なお多いアメリカ市場に向けて設定された「S65」とは一味違う「エクスクルーシブ的存在」と言えるのがこのS63ロングAMGだ!
AMGパフォーマンスPKG装備(AMGドライバーズPKG・チタニウムグレー鍛造20AW・AMGカーボンファイバーEGカバー・AMGパフォーマンスステア)
チューンドフラッグシップサルーンとしてAMGが送り出す「最上級」◎今日のAMGブランドのステータス性は高いチューニング技術によりレースで活躍したことで1990年ダイムラー・ベンツ社との提携が主な要因◎
この個体はスポーツ性能を更に高める高価オプションのAMGパフォーマンスPKGを装着◎内装も高級感あるウッドパネルとダークブラウンカラードステッチのオプション!!フルレザーによる後期モデルの洗練を満喫◎
例えドライ路面であってもスタート時にアクセルペダルを深く踏み込めば1速はおろか2速ギアにシフトUPされてからもホイールスピンが続きかねない!!
AMG社の資本が100%ダイムラー・クライスラーになってからはバリバリのコンペティブな方向性は低下!この63も含めAMGブランドの製品は「一番上のメルセデス・ベンツ車」的キャラクターの位置付と言える◎
タイヤサイズはF255/35R20・R275/35R20ダイヤモンドカットAWを装着!大型キャリパーの黒色ロゴがアクセントとなりスポーティな印象◎0−100km/h加速4.3秒とハイパフォーマンス!!
AMGパフォーマンスPKG専用のアルカンターラコンビステアリングの状態は良好◎アルミニウム製のパドルシフトや滑り止めのドットゴムが貼られたステンレススチール製のペダルにS63Lの“やる気”を感じる◎
S63モデルが搭載するトランスミッションは7段ATへと進化!よりダイレクトな加速の感覚と高い伝達効率を狙いトルクコンバーターの代わりに湿式多板クラッチを用いたことによりさらに走りのしつを高めたモデル!
走行距離を全く感じさせない内装の状態で使用感は少ない◎ダイヤモンドステッチのブラック本革シートのボディとのマッチングもイイ!高級セダンには必須のガラスサンルーフ装着により黒革内装に明るい開放感を創出!
静粛性は走りのペースに関わらず常に一級品レベルを維持する◎路面凹凸はABC(Active Body Controlでスポーツモードを選択してもメルセデス独特の永久的なフラット感を決して失わない完成度!
誰でもこのクルマに乗ってちょっと走り出せばその力強さは直ぐに感じる!!誰でも「ESPスイッチ」には触れたりはしないしましてスイッチOFFにしようとは思わない◎一種の恐怖すら感じる未体験の強大なトルク!
その一方でこのS63がそうした速さを電子デバイスの助けを借りながら同時にオリジナルのSクラスが備える上質なサルーンにふさわしい快適性をほとんど損ねていない点はスポーツセダンかつラグジュアーリサルーン◎
一人のマイスターが一つのエンジンを手掛ける「ONE MAN・ONE ENGINE」こそがAMGの主義!その印としてカーボンエンジンカバーにはエンジンを組み上げたマイスターのエンブレムが貼り付けられる!
あまりの加速力ゆえ高回転まで引っ張る事が難しい!V12の滑らかさとは一味違い走行中もエンジンの鼓動や排気干渉から起こるアメ車の様なV8のドロドロしたマフラー音が楽しめるのもS63の魅力の一つと言える!
メッキが輝く4本出しマフラーからは吠えるような力強いマフラーサウンドを楽しめる!「63」は「65」にはない荒々しいヤンチャな性格を持ち合わせドライバビリティが高い為走りの面白さを5名乗車で実感可能!!
歴史的にもメルセデス・ベンツにとってV12エンジン搭載モデルはひとつの「象徴」ともいえる存在だがV8エンジンも引けを取らない高性能エンジンであることは間違いない!日本ではV12よりもV8人気が高い!!
5500ccV8DOHC32バルブツインターボ・インタークーラー付EG搭載!高速の登坂車線でも全くストレスの無い加速を実現する!!
足まわりはスポーツサスで硬め「アクティブ・ボディ・コントロール・システム」なる電制機構で安定を図る◎「アダプティブ・ブレーキ・システム」でストッピングパワーも増強!!「AMGスピードシフト」パドル付◎
5295×1915×1500(mm)(全長×全幅×全高)のボディはSクラスとしては必要不可欠なサイズ感!トランク容量はゴルフバックもラクラク収納可能な広さで不満も有ろうはずも無い◎電動リアゲート機能!