今年もジ・ロンドン・クラシックカー・ショーの季節が到来

今年もジ・ロンドン・クラシックカー・ショーの季節が到来

イギリスで開かれるジ・ロンドン・クラシックカー・ショーには、イギリスメーカーの車を中心にヨーロッパの名車が集結します。
往年のアストンマーチンやフェラーリF40など日本でも一度は耳にした事のある車が登場します。
開催3度目を迎える今年、展示台数は800台以上と予告されており、大いに賑わう事が予測されています。

日本国内でも、例えば筑波サーキットなどでハコスカやローバーミニなどの壮行会が開催されたり、モータースポーツイベントの一画として名車が展示される事があります。
この祭典の面白い所はメーカーの垣根を越えて様々な車を見られる所でしょう。

目の前を疾走する名車たち

さて、見るだけでなく走る姿を見られるのもロンドン・クラシックカー・ショーを魅力的にする要因です。
しかも走るのは室内なので、官能的なエンジン音やエキゾーストサウンドが場内に反響し、身体の芯から名車を感じる事が出来るのです。

コース脇には、サーキット感を演出する赤と白のタイヤバリアが簡易的に積み上げられています。
車の走行を見るには支障のない高さなので、思う存分その勇姿を写真に収める事が出来るでしょう。

無論、展示してある全ての車両が出走するわけではないので、当日のスケジュールをよく確認しておきましょう。

今年のゲストはナイジェルマンセル

ロンドン・クラシックカー・ショーの売りの一つが、スペシャルゲストによるイベントです。

2018年は、イギリス人F1ドライバーのナイジェルマンセルが訪れます。
ナイジェルマンセルと言えば、1985年、ホンダエンジンを搭載したウィリアムズF1のドライバーにも抜擢されたことがあり、日本人にとっても縁のある人物と言えるでしょう。

この祭典では、マンセルのトークショーはもちろん、彼がF1シリーズチャンピオンを獲得した1992年のマシン・FW14Bや優勝トロフィーを始めとした名品の数々も合わせて展示されます。



掘り出し物市も見逃せない

日本の展示会でも欠かせないのがグッズ販売ですね。
特にヒストリックカー関連の部品を扱うとあって、往年のファンやマニアは必ず足を止め、食い入るように品定めするのがお決まりの光景です。

ロンドン・クラシックカー・ショーにはAutojunmle(オートジャンブル)というガラクタ市が催されます。
こちらには18のショップが出店します。
レプリカパーツや書籍、部品、記念品など、この場でしか入手出来ないお宝グッズが目白押しです。

数に限りのある物ばかりなので、車両展示エリアよりも先にオートジャンブルエリアを訪れるべきかもしれませんね。



24のカークラブが出典

さて、会場をもっとも盛り上げるのは、来場者であり車好きな輩です。

その象徴とも言えるのがカークラブの面々です。
これは冒頭にも述べたような、往年のポルシェやBMWを愛する者同士の同好会のようなものです。

ヨーロッパでは往年の名車をオールドタイマーと呼び、人々はその車を大切に扱い続けています。
いわば、ヨーロッパ人の心を体現した存在とも言えます。
修理部品が減少していく中でもいつでも走れるよう整備をしているのです。

名車に酔いしれると共に、発売して数十年経った今でも元気に走る姿を通じ、彼らに敬意を払いたくなるものです。

まとめ

2017年のロンドン・クラシックカー・ショーには述べ37,000人を越える来乗客が往年の名車に酔いしれました。
3度目の開催となる今年も、ノスタルジックな雰囲気でファンを魅了してくれる事でしょう。

イベント当日は様々な催し物があります。
往年のスポーツカーのデモランや、ジャンク品市場など、老若男女誰もが心躍らされる事間違いないなしです。
開催概要は以下の通りです。
イベント名称:THE LONDON CLASSIC CAR SHOW
開催期間:2018年2月15日〜18日
入場料:大人25ユーロ〜 子供20ユーロ〜
会場:ExCeL London
出典企業数:140以上
内容:ヒストリックカーの展示・デモランなど