トヨタノア歴代モデルの概要やスペックを紹介!【2017年最新版】

トヨタノア歴代モデルの概要やスペックを紹介!【2017年最新版】

ノア(2001年11月~2007年6月)

FF方式により低床化されたフロアと両側スライドドアを採用して乗降性を向上させ、3列シートの広い室内スペースを誇る本格的ミニバンとして登場。2:1分割スライドができるセカンドシートやヘッドレストを付けたままサードシートを倒せるなど、多様なシートアレンジが可能になっています。エンジンは直列4気筒2.0Lのみの設定となり、4ATと組み合わされています。また、2004年のマイナーチェンジでは、それまでの8人乗りに加え、2列シート5人乗りの「YY」グレードが追加設定されています。

ノア(2007年6月~2014年1月)

デザインは人気を博した初代モデルからのキープコンセプトですが、姉妹車のヴォクシーよりも親しみのある上品さが特徴になります。プラットフォームは初代からのものを改良し引き続き採用しながらも、室内スペースを拡大させ、回転式2列目外側シート、収納が簡単な3列目シートの「ワンタッチスペースアップシート」を設定し利便性を向上。スライドドア開口部を拡大して乗降性も向上しています。
エンジンは2.0Lながら新型になり、ミッションにはCVTを採用したことで燃費性能を向上させ、
スマートエントリー&スタートシステム やプロジェクターヘッドランプなども設定されています。
また、「Si」は「バルブマチック」を採用したエンジンや、ワイド化されたフロントフェンダーとエアロパーツの装着によって全幅が1,720mmに拡大したため「S」とともに3ナンバー車となり、パドルシフトが装着されました。

ノア (2014年1月~現在)

5ナンバーサイズを維持しつつ、アンダーグリルと一体化した大きなフロントグリルとヘッドランプの組み合わせによる個性的なフロントマスクなどで、ミニバンの王道を行く「堂々感」 表現したデザインとなりました。また、新開発の低床フラットフロアによるパッケージングは、クラストップレベルの広々空間やノンステップフロアによる乗降性と使い勝手の良い荷室を実現して
います。
パワーユニットでは、1.8Lアトキンソンサイクルエンジンにモーターを組み合わせたリダクション機構付THS IIを採用した、クラス初の本格ハイブリッドシステムの搭載によりJC08モード走行燃費23.8km/Lという圧倒的な低燃費を実現。2.0L車も新開発されたミッションのSuper CVT-iやアイドリングストップ機能の採用で、このクラスのガソリン車トップの16.0km/Lの低燃費を達成しました。
また、7人乗り仕様車のセカンドシートに、横スライド機構とワンタッチスペースアップサードシートの組み合わせで810mmもの超ロングスライドを実現した「キャプテンシート」や、「インテリジェントパーキングアシスト」「バックガイドモニター」、「ワンタッチスイッチ付パワースライドドア」などの装備も充実させています。

まとめ

5ナンバーサイズミニバンというジャンルを作り上げ、セダンやハッチバックといった既存のボディ形状を持つモデルから、ファミリーカーの主役の座を完全に奪い取ったのがノアなのです。まだ小さなお子さんがいるご家庭では必ず所有しているか、次は絶対にミニバンが欲しいと考える人のほとんどが、まずノアを検討するはずです。機能や最新装備などで、ノアを上回るミニバンも登場していますが、その人気は衰えません。それは、特別なものはないけれども、ミニバンに必要なものはすべて揃っているという信頼感と、ノアなら間違いないという安心感なのです。そこにハイブリッドという低燃費が加わわることで、さらに魅力がアップすることで人気が持続しているのです。