マツダアクセラ歴代モデルの概要やスペックを紹介!【2017年最新版】

マツダアクセラ歴代モデルの概要やスペックを紹介!【2017年最新版】

アクセラ(2003年10月~2009年6月)

ボディタイプは4ドアセダンとハッチバックの「スポーツ」が設定されており、これは3代目にあたる現行モデルまで変わりません。ボディサイズは当時フォードの影響下にあったことから、ボルボ・S40・V50、フォード・フォーカスなどとプラットフォームを共用したため全幅は1,745~1,770mmもあり、全車3ナンバー、他社のコンパクトカーより一回り大きく、実質的には1.8Lや2.0Lのミドルセダンに相当する大きさです。また、ハッチバックの「スポーツ」の全長はコンパクトハッチクラス最大の全長でした。
そのため、ロングホイールベース、ワイドトレッド、立たせ気味にしたボディサイドウインドー角などにより、クラス最大級のショルダー幅や十分な後席ニースペースなど、ゆとりのある室内空間を実現しています。
また、エンジンには直列4気筒の1.5Lと2.0Lそして2.3Lが採用されており、AT全車にマニュアルモード機能付のアクティブマチックを採用して運転する楽しみを味わえる設定となっています。



アクセラ(2009年9月~2013年11月)

開発コンセプトは「再びカスタマーの期待を超える」 。プラットフォームは先代の流用でボディサイズはほとんど同じですが、足回りは一新されています。セダンとスポーツのデザイン上の共通点としては、フロントフェイスは全てのラインを五角形グリルの下部中央に向かって集束させ躍動感のあるデザインとし、スポーツは、リアフェンダーを強調させたデザインなどにより踏ん張り感のあるスポーティなフォルムになり、セダンはクーペ風のシルエットになっています。
初代に設定されていた2.3Lエンジンは廃止され、2.0Lと1.5Lに集約。2.0Lの2WD車にはアイドリングストップシステム「i-stop」が装備され、1.5L車もCVTが新たに搭載されたことで燃費が向上され1.5L車は18.4km/Lの低燃費を実現しています。
また、広範囲に撮影する超広角カメラを採用した「駐車支援システム」をメーカーセットオプションに設定したことも技術的な特徴となります。



アクセラ(2013年11月~現在)

現行モデルとなる3代目アクセラは、「SKYACTIV技術」の他、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を採用しました。特に特徴的なのはそのエンジンラインナップで、「スカイアクティブ・テクノロジー」を全面採用し、エンジンはガソリンエンジンのG 2.0、G 1.5、さらにクリーンディーゼルエンジンのD 2.2をスポーツに設定。トランスミッションには6速ATに加え6速MTも採用されています。ガソリン1.5L、2.0Lに加えてクリーンディーゼルエンジンの2.2L(後に1.5Lも追加設定)、2.0Lにトヨタから技術供与されたハイブリッドも加わったの3種類のパワートレインを揃えています。同一車種で3種の異なるタイプのエンジンを投入するのは、初めての事です。
マツダののデザインテーマ「魂動」による低く構えたグリルに、精悍なファミリーフェイスで、リアデザインは後方に力をため込んだような凝縮感のあるフォルムとなっています。この「魂動」によってマツダデザインは劇的に変化し、アテンザやCX-5、CX-3を含めて非常に高い評価を受けています。

また、2016年に大幅な改良が行われ、アクセラセダンが1.5Gと2.2D、アクセラスポーツが1.5G、1.5D、2.2D、そしてアクセラハイブリッドとなり、2.0L車は廃止されています。

まとめ

「スカイアクティブ・テクノロジー」を全面採用して以降、マツダのクルマ造りは大きく変わりました。どの車種も魅力的な内外装のデザインとなり、また高品質な造り込みがなされています。そして、他の国内メーカーが手を付けないクリーンディーゼルエンジンを主力のパワーユニットに据えた独自の展開は、けっして大企業ではないマツダの思い切った戦略なのです。そのメーカーの事情はともかくとして、クラス上のガソリンエンジンに匹敵するそのビッグトルクによる爽快な走りや、安い軽油燃料で走らせることの経済性は、ハイブリッド以外にも選択肢があることを教えてくれます。
さらに、Gコントロールを始めとする新しい技術を、フルモデルチェンジやマイナーチェンジを待たずに次々と投入する姿勢にも好感が持てます。