パッソ歴代モデルの概要やスペックを紹介!

パッソ歴代モデルの概要やスペックを紹介!

パッソXC10型(2004年6月~2010年1月)

パッソが初めて発売されたのは、2004年の6月。発売当時はトヨタ自動車が販売する自動車の中で最小の乗用車として発売されました。プチトマトを半分に開いた中からパッソが登場し、プチトヨタという名前でCMが流れていたのを覚えている人も多いのではないでしょうか。運転席と助手席の間にバッグを置けるスペースを設けたり、ダッシュボードにも財布や携帯電話といった小物を収納できるスペースを設けたりと、普段使いがしやすいような設計になっていたことが大きな特徴です。

発売当初から人気が出て、月の木行販売台数7,000台に対して、その3.5倍の25,000台を販売するなど販売は好調に推移。その後は「X HID Limited」や「X プチトマコレクション」といった特別仕様車も発売されるなど、トヨタを代表するコンパクトカーとしてその地位を確立していく前触れとなりました。


パッソXC30型(2010年2月~2016年3月)

パッソ発売から約5年半の年月を経て、フルモデルチェンジされた2代目パッソであるパッソXC30型。ターゲットを女性に絞り込むため、開発当初から女性スタッフを中心にプロジェクトが進められ、より女性に嬉しい車として生まれ変わりました。「ウグイスメタリック」や「キナコメタリック」といった親しみやすい名前のボディカラーを設定したり、上質感を追求した「パッソ+Hana(プラス ハナ)」というタイプを用意したりというところにも、女性に対して気配りをしているところが目に見えます。また1.0L・2WD車は「平成22年度燃費基準+25%」および「平成27年度燃費基準」を同時にクリア燃費性能の良さも手伝って、女性に向けた車として人気を継続していきました。


パッソM700A型(2016年4月~)

「街乗りスマートコンパクト」をコンセプトに約6年ぶりのフルモデルチェンジが行われたのが3代目パッソであるパッソM700A型です。「サクラミックス(ピンク)」や「スミレミックス(薄紫)」といったカラーバリエーションなど、引き続き女性に嬉しいモデルとして順調に販売台数を伸ばしています。

新型パッソはボディサイズはそのままで、全高を2代目パッソよりも10mm下げるなどより広い車内空間を実現していることが大きなポイント。さらにJC08モードにおける燃料消費率は2WD車で28.0km/l、4WD車で24.4km/lとかなり高いレベルを実現しており、将来的には30.0km/lを超えて新エコカー減税100%免税の適用を目指しているようです。

まとめ

ここまでパッソ歴代モデルの概要やスペックを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。街乗りをコンセプトにしたコンパクトカー、女性に喜ばれるような設計など独自の路線で販売台数を伸ばし続けるパッソ。燃費効率もかなりいい部類に入り、今後も進化を続けていくでしょうから、販売台数はこれからも伸び続けるのではないかと個人的には予想しています。車内空間が広く、かわいらしいデザインでもあることから、主婦の人や車で通勤する女性にはもってこいの車種と言えるパッソ。これまでの傾向から次のフルモデルチェンジは2022年ごろになると予想されますが、その間もマイナーチェンジによってよりよい車へと変貌を遂げることでしょう。これからもパッソの情報には注目していきたいですね。