三菱デリカ歴代モデルの概要やスペックを紹介!

三菱デリカ歴代モデルの概要やスペックを紹介!

デリカスペースギア(1994年5月~2007年1月)

1994年5月12日発売。
デリカスペースギアは、前面からの衝突安全を考慮し、世界で初めてフロントエンジンを積んだトールワゴンです。つまり、現在国内で絶大な人気を誇るミニバンカテゴリーのパイオニアとも言える存在ということになります。魅力は何といってもその足回りのよさ。というのも、人気SUV車である「パジェロ」をベースに開発されており、悪路をものともしない走破性で、ライバル車を圧倒。冬のスキー、夏のキャンプなど、アウトドアでレジャーを楽しみたい人たちの間で抜群の人気を誇りました。現在では対人安全性の観点からあまり見かけなくなったカンガルーバーが採用されているため、ミニバンでありながら、究竟な印象の外観が特徴。また、室内高もあるため、快適な居住性を確保しています。


2代目デリカD:2(2015年12月~現在)

2015年12月17日発売。
デリカD:2は、スズキによるソリオのOEM車種で、スズキが製造し、三菱自動車工業が販売するミニバンです。軽くて剛性の高いプラットフォームを小型車としてはじめて採用しています。車体は、全長3,710mm、全幅1,625mm、全高1,745mmとコンパクトながら、先代に比べてホイールベースが長くなったことで、居住性が向上。また、全グレードにマイルドハイブリッドを搭載し、2017年にはハイブリッド車も販売を開始。力強い走りと燃費のよさを兼ね備えます。さらに、衝突被害軽減ブレーキシステム、誤発進抑制機能、ふらつき警報機能など、安全装備も充実しています。

デリカD:3(2011年10月~現在)

2011年10月27日発売。
デリカD:3は、日産自動車によるNV200バネットのOEM車種で、日産自動車が製造し、三菱自動車工業が販売するミニバンです。一般的なミニバンよりはサイズが小さいものの、車高を高く設定しており、居住空間に余裕があり、大きな荷室を確保しているのが特徴です。2列シート(5人乗り)と3列シート(7人乗り)のモデルがラインナップされています。とりわけ後者は、39パターンものシートアレンジが可能。さまざまな用途に対応します。


デリカD:5(2007年1月~現在)

2007年1月31日発売。
デリカD:5は、世界でただ一つの「オールラウンダーミニバン」をコンセプトとしており、SUVの悪路走破性と、ミニバンの広い室内空間とを兼ね備えた人気モデルです。2007の発売以来、これまで一度もフルモデルチェンジを行っていないにもかかわらず高い人気を誇っています。前モデルのDNAを感じるシャープで精悍なフロントフェイスは、発売から10年以上たった今も古さを感じさせません。また、アウトドアでのレジャーを想定しているだけあって、グローブボックス(保温&保冷機能つき)などの収納スペースが大きめ。2列目・3列目のシートも広々していて、長時間乗っていても疲れにくいのが特徴です。

まとめ

人気の三菱デリカの歴代モデルを取り上げ、そのエクステリアやインテリアの特徴についてご紹介してきました。はじめて生産されたミニバンとして、また、唯一の「オールラウンダーミニバン」として、新しいモデルが発表されるたびに話題を呼び、いまだに唯一無二の存在感を放ち続けているモデルも珍しいのではないでしょうか。2017年にはいよいよ10年ぶりにニューモデルが登場することもあって、ますます注目を浴びそうですね。ミニバンが欲しいけれど、できれば足回りも重視したい、雪道などの悪路も平気な車が欲しいけれど、家族サービスにも使いたい。三菱デリカはそんな方にとてもおすすめなモデルです。ぜひチェックしてみてくださいね。