シボレーカマロ歴代モデルの概要やスペックを紹介!

シボレーカマロ歴代モデルの概要やスペックを紹介!

2代目カマロ(1970年〜1981年)

1970年2月発売。
わずか3年という短い販売期間で、日本に正規で輸入されたのが10台ほどだったという初代に引き続き、プラットフォームはもちろん、エンジンまでも先代のものをそのまま使用し、表面的なデザインに手を入れるにとどまった2代目カマロ。大きなボディサイズや迫力のあるフロントマスクなど、歴代モデル随一の「アメリカ車」的なルックスで、いまだにファンが多い一台です。インテリアはいたってシンプルな作り。純粋に走る喜びを感じることができます。


3代目シボレーカマロ(1982年〜1992年)

1982年発売。
いたるところに直線的なディテールを配した、シャープなデザインが印象的な3代目のモデルです。1960年代から1970年代にかけて生産された、アメリカの一連の自動車メーカーが手掛ける「マッスルカー」の象徴ともいうべきロングノーズ(フロントのボンネット部分が長いこと)が目をひきます。インテリアも、やはり直線を多用したモダンな仕上りです。いかにも80年代的な「トガった」デザインは、いま見ても新鮮です。

4代目シボレーカマロ(1993年〜2002年)

1993年発売。
日本を代表する工業デザイナーである奥山清行氏によるデザインの4代目モデル。先代モデルから受け継いだアメリカ車特有のプロポーションはそのままに、時代のニーズに合致したほどよく丸みのあるフォルムが特徴です。日本国内には、V6エンジンを積んだスポーツクーペおよびコンバーチブルと、V8エンジンを乗せたスポーツクーペおよびコンバーチブルの4つのタイプが導入されていますが、本国では展開されていたマニュアルトランスミッションモデルの正規輸入はされていません。


5代目シボレーカマロ(2009年〜2015年)

初代モデルのデザインを意識し、モダンでありながらもクラシカルな印象を併せもったデザインが特徴の5代目。2007年の8月に公開のされた映画『トランスフォーマー』に「バンブルビー」として登場したことでも話題になったモデルです。イエローのほか、レッド、ブラック、ホワイト、シルバーメタリック、ガンメタリック、ブルー、オレンジなど、カラーバリエーションも豊富。インテリアは「ニューマッスルカー」らしい、走りを意識し、余計な装飾を排した、簡素でで硬質な仕上り。スピードメーターとタコメーターがセパレートになっているなど、やはりモダンとクラシカルが融合したデザインが特徴になっています。

まとめ

アメリカの自動車メーカー「ビッグ3」の一つ、ゼネラルモータースが「シボレー」ブランドで販売する「カマロ」の歴代モデルのうち、とくに人気の高いものを取りあげてご紹介してきました。「カマロ」といえば、フルモデルチェンジしたニューモデルの国内での受注が、2017年に入って開始されたばかり。ヨーロッパのメーカーによる高性能スポーツカーとは違い、力強さにあふれ、スタイリッシュさと無骨さとを併せもった独特なスタイルに、他の車にはない魅力を感じている方も多いと思います。5代目モデルが日本市場をメインターゲットとしているなど、「ニューマッスルカー」のなかでも、とくに日本人好みのデザインと言えそうな「カマロ」。ぜひこれを機会に、憧れの車の購入を検討されてみてはいかがでしょうか。