広くて人気のミニバン! MPVの歴代モデル【2017年最新版】

広くて人気のミニバン! MPVの歴代モデル【2017年最新版】

MPV初代モデル(1990年1月〜1999年6月)

MPVの初代は1990年の1月から販売が開始されました。いち早くボンネットを採用する形となり、日本初の本格的なミニバンとして知られています。ワンボックスカーが全盛期だった頃から見ると、このMPVの存在はかなり異質なものでした。しかし、この見た目に反して車の中は広々としており大人でも楽に歩いて通ることが出来る幅広さがあり、開放感は絶大です。更に、エンジンはフル乗車しても余裕がある3L・V6・SOHCを搭載しています。また、発売当時は本革シートやエアコン・ヒーター、オーディオなどを完備する車としてとても豪華なものでした。


MPV2代目モデル(1999年6月〜2006年2月)

1999年の6月に2代目として発売されたMPVは世界市場を意識した作りになっています。全幅は初代と比べてそこまで大きな変化はありませんが、全長は150mmと一気に延長し、全ての席でゆとりを持って座ることが出来るようになりました。また、荷物を収容するスペースも十分に確保されています。シートアレンジをすることも可能で、3列目のシートは停車時にベンチとして使用することも出来るなど、自由の利く使い方が魅力的です。更に、2004年に一部改良を加え、電子的照合システムが使われた専用のキーでないとエンジンを始動させることが出来ないものを導入することで盗難防止に効果を発揮しました。エンジンは2.5LのV6型と直4の2種類です。当初の駆動方式はFFのみでしたが、2000年1月に4WD車が追加されるなど消費者ニーズに応えたモデルも登場しました。


MPV3代目モデル(2006年2月〜2016年)

MPV3代目モデルは2006年2月に発売されました。全長は4860mmで2代目から大きくボディの形が変わり、車内空間も当時国内で生産されていたミニバンの中でも最大級の広さを誇りました。2列目シートは左右と前後にスライド可能で、空間の広さはもちろん機能性を損なわないデザインに仕上がっています。定員は8名で輸送力も抜群です。3代目モデルのエンジンは2.3Lで統一されているのが特徴で、FFには4速AT、4WDには6速ATの組み合わせで構成されていて、走行性能にもこだわっています。2008年のマイナーチェンジでは一部のパーツの形状が変更され、高級感のあるデザインになりました。FF駆動式のモデルが5速ATに変更されるなど、加速性能や燃費性能も向上しています。このマイナーチェンジに合わせて福祉車両も発売されました。

まとめ

歴代MPVの特徴などを交えてご紹介しました。現在入手しやすい中で人気が高いのは、MPV2代目モデルとMPV3代目モデルです。高級感にこだわった初代MPVのゆったり感やリラックスできる良質なシートづくりはしっかりと3代目まで引き継がれていて、特に広い空間を感じられるインテリアと快適なシートへの満足度が高いのがポイントです。マツダのミニバンはMPVを含めて順次生産が中止されているので、新車でMPVを手に入れることはできません。後継となるCX-9という新型モデルが北米で発売されており、日本での発売が待たれています。新型も楽しみですが今なら手軽な値段で購入できる歴代MPVもおすすめですよ。もし中古車メーカーで見かけたら、長距離・長時間移動に優しいシートの感触を試してみてはいかがでしょうか。