お洒落とコンパクトを一つに マーチ歴代比較【2017年最新版】

(K1型)(1992年1月~2002年3月)
第2次オイルショックや省エネブームが巻き起こり、市井の注目がコンパクトカーに集まる中でマーチは1982年の10月に発売されました。コンパクトなサイズながらも室内は広く、通常のモデルから、屋根が開く仕様のモデル、そしてラリーに出場できるモータースポーツ仕様のモデルなど豊富なデザインをしています。また技術面でも、日産初のアルミニウム製エンジンなど、マーチには先駆的な技術を搭載し、新しい時代のコンパクトカーとして世に名を知らしめました。
(K11型)(1992年1月~2002年3月)
フルモデルチェンジが行われ、1992年3月に発売されたのが2代目になるマーチです。その2代目のマーチは、初代の良さを継承しつつさらに発展させたモデルとなっています。具体的に、K11型には、日産車として初めてCVT(無段変速機)を取り入れました。また、1L車に加えて、1.3L車を追加しました。そして、女性ドライバーの人気が高いことを考慮し、小回りが利く運転のしやすさを優先しました。デザイン面でも、初代のモデルと比較しても全長は短縮されたにも関わらず、室内は伸長されるなど、よりコンパクトでスタイリッシュを実現したモデルとなっています。
(K12型)(2002年3月~2010年7月)
2度目のフルモデルチェンジ後、2002年の3月に発売されたのが3代目にあたるK12型のマーチです。K12型の大きな特徴はそのデザイン性にあります。従来までのヘッドランプの形とは異なり、丸みを帯びた目のような形に変化しました。また外観の色にもこだわり、個性的で可愛らしい車を演出することに成功しています。ボディータイプは3,5ドアがあり、エンジンは1.0L,1.2L,1.4Lと3種類あります。またデザインだけではなく、技術面でもインテリジェントキーと呼ばれるリモコン式の鍵や、カーウィングスなど先進的なシステムを搭載しているなど、システム面でも充実しているのも魅力の一つです。
(K13型)(2010年7月~)
前述したk12型の次のモデルに続き、2010年7月に発売されたのが4世代目にあたるk13型のマーチです。最大の特徴は、燃費の良さを更に追求した3気筒のエンジンHR12DEを、K13型に搭載したところになります。さらに、トランスミッションに新世代のエクストロニックCVTを取り入れ、燃費の向上を支えます。その他にもアイドリングストップが搭載されたモデルも製造するなど、燃費の良さと装備の充実したモデルチェンジだと言えます。
まとめ
今回は、日産自動車で販売されている歴代のマーチについて紹介しました。新しいコンパクトカーの始まりとして発売されたマーチは、その優れたエクステリアや燃費や各システムなど性能の充実などを理由に、日本で着実に人気を獲得するようになりました。その後、日本だけなく世界中の国々でも受け入れられるなどコンパクトカーとしては輝かしい経歴を持っています。近年ではその人気に少し翳りが感じられるかもしれませんが、それでもマーチは、コンパクトカーとして名高いモデルの一つであることには変わりありません。お洒落で個性的なデザインの車を探している方や、またコンパクトで小回りの利く車を探している方にはピッタリのモデルであると言えます。