ムーヴの歴代モデルの概要やスペックを紹介!

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3代目ムーヴ(2002年10月~2006年10月)

ムーヴの3代目は2002年10月に発売され、標準車は「エキサイティングミニバン」をテーマに、カジュアルテイストでまとめられています。インテリアは上質なデザインをとりいれていて、カラーはムーヴLの場合ですが、メーカー標準が7色展開で、メーカーオプションでパールホワイトが1色で展開されていました。燃費は18km/L~23.5km/Lで、マイナーチェンジをする度に燃費は向上しています。歴代のムーヴと比較すると、先進技術のiモードや、追従走行ができるレーダークルーズコントロールなどが搭載されていて、より高度な走りと便利な性能を兼ね備えています。


4代目ムーヴ(2006年10月~2010年12月)

2006年10月に発売されたムーヴの4代目は、フロントノーズが斜めになり、全体的には卵型のスタイリッシュなフォルムに変更されました。ノーズ部分を削ったことで、車内は広くなり、リアシートが前後にスライド可能で、居住スペースがかなりアップしている点が特徴です。歴代のムーヴと同じくダッシュボードやインパネのラインには凝ったデザインが施され、4代目からはセンターメーターが採用され、スマートな見た目を実現しています。カラーはムーヴLの場合ですが、メーカー標準が8色、オプションが1色です。燃費は18km/L~23.5km/Lと、先代と比較して少し燃費が向上していることが分かります。エンジンは当時新開発したKF型3気筒DOHC12バルブエンジンを全車に搭載して、力強い走りができる仕様になっています。

5代目ムーヴ(2010年12月~2014年12月)

ムーヴの5代目は2010年に発売され、最大の改良点としては平均で約35kgの軽量化が図られました。また、トランスミッションをCVTに統一し、アイドリングストップシステムでは世界で初の試みで、電動オイルポンプを廃止するなど、様々な改良がされています。外観ではリアのナンバープレートの位置が、初代や2代目と同様に、バンパー上に戻されました。標準車と力強いイメージのカスタムを設定していますが、先代と比較して外観のデザインは変更が少なめです。カラーはムーヴLの場合ですが、メーカー標準が5色、オプションが3色です。インテリアで大きな変化はセンターメーターではなく、ステアリング正面にメーターが来ています。CMでは低燃費を謳っているだけあって、燃費は23.4km/L~29km/Lです。また走行性能で最も変化したのは新しいフロアパネルと防音材で、歴代のムーヴと比較して、かなり音が静かです。


6代目ムーヴ(2014年12月~現在)

6代目ムーヴは2014年に発売されました。外観のデザインはヘッドランプを大型にして、グリルがシャープで流れるようなデザインにしたことにより、重厚感が増しています。カラーはムーヴLの場合ですが、メーカー標準が7色、オプションが6色です。インテリアはホワイト・グレージュ・ダークグレーの3色が使用されていて、オプションではブラックを基調とした、ブラックインテリアパックなども用意されていました。6代目の特徴はD’sテクノロジーを搭載している点です。それは剛性を高めるDモノコック、足回りを改良したDサスペンション、軽自動車初のパワーモード切替ステアリングスイッチのDアシストなどです。気になる燃費は25.6km/L~31km/Lと、歴代のムーヴと比較して、確実に進化しています。安全性でも進化していて、軽自動車初の後方誤発進抑制制御機能を搭載するなど、安心して走りを楽しむことができるムーヴです。

まとめ

ムーヴは軽自動車のトールワゴンというジャンルでは、厳しい競争をくぐり抜けて、今も進化し続けている車です。歴代のムーヴと比較していくと、燃費がどんどん向上しているだけでなく、外観やインテリアも、よりスタイリッシュに変化していることが分かります。また、当時最新のテクノロジーが導入され、軽自動車初という快挙の技術などもあり、機能性も格段に変化を遂げています。ダイハツは機能を付け加えて変化させるだけでなく、今までムーヴの象徴であった横開き式バックドアを6代目で廃止するなど、思い切った変革もしています。このようにムーヴは、常に軽自動車の常識を覆してきた、ダイハツだけでなく日本を代表する車と言えるでしょう。