BMWシリーズのスポーツセダンM3歴代モデルの概要とスペックの紹介!

BMWシリーズのスポーツセダンM3歴代モデルの概要とスペックの紹介!

2代目E36M3(1993年~1998年)

レース、モータースポーツ関連で熱い視線を浴びているのがM3。初代であるE30型はツーリングカーレース用のベース車として開発されたのに対して、2代目E36型以降はスポーツモデルとして生産され、後に4ドアセダンとガブリオレが追加されています。
初代との違いは、3.0LのS50B30型直列6気筒エンジンを搭載している点と、初代では派手なイメージのあった外装が、落ち着きを醸し出しノーマル感を打ち出している点です。
1995年にクーペとセダンがマイナーチェンジされており、3.2LのS50B32型直列6気筒エンジンが搭載され、翌年にはガブリオレも同様のエンジンとなっています。
1997年には、F1で培った技術を駆使したトランスミッションである、6速SMGを追加しており、日本でもE‐M3BとE‐M3Cが発売されましたが、1998年に生産終了しています。


3代目E46M3(2000年~2006年)

3代目となるE46M3は2000年から欧州を皮切りに販売が始まっています。
歴代モデルとの違いは、エンジンがS54型トランスミッションは6速MTとなり、出力とトルク共に圧倒的に向上している点です。3年後の2003年にはトランスミッシンの細部に改良が加えられ、6速SMGIIが追加されています。
更には、装備の簡素化やカーボン素材を使用しボディの軽量化などを図り、日本でもE46M3のグレードである「CSL」が限定発売されており、高い評価を受けています。
2001年に製造された「GTR」は歴代モデルとは違い公道走行を可能にし、4.0LV8エンジンを搭載しており、10台のみの限定販売を欧州で行いましたが、2006年に生産が終了しています。

4代目E90・E92・E93M3(2007年~2014年)

高性能を誇るM3シリーズは、4代目としてE90型のセダン・E92型のクーペ・E93型のカブリオレと3種類が発売されています。
クーペは2007年3月に発売され、先代よりもボディが一回り大きくなったものの、車両重量は軽量化が図られ各パーツをアルミニウム化することで実現しています。
加速力もこれまでと比べてグンとアップしていることに加え、エンジンも強力な4.0LのV型8気筒を搭載しました。
セダンは2007年10月に発表され、クーペ同様のエンジンとエクステリアを採用している為、シンプル且つ洗練された高級感を醸し出しています。
車両重量がクーペよりもやや重くなり加速力は僅かに劣っているものの、基本はクーペと遜色がありません。
カブリオレは、2008年1月に発表されています。特徴は、クーペとカブリオレを融合させている点で、電動油圧式リトラクタブル・ハードトップを搭載しています。
カブリオレは日本の市場に登場することはありませんでしたが、セダンやクーペは日本でも2007年~2013年にかけて台数限定で販売され大注目されました。


5代目F80M3の概要とスペック(2014年~)

5代目となるF80M3は、2013年12月に発表されています。
4代目となったクーペやカブリオレの再編に伴いM4に移行されているのが特徴で、E92型M3の後継車として注目され、3シリーズのセダンをベースに更に新化を遂げています。
日本では2014年12月にBMW JAPANより新型セダンが販売されており、S55B30A型直列6気筒Mツインパワー・ターボエンジンが搭載され、最大出力431ps最大トルク56.1kgmを誇るだけでなく7速MDCTを採用している他、前車接近警告機能やドライビング・アシストが標準装備されているなど安全面を充実させているのも大きな特徴です。

まとめ

BMWのM3は、何と言ってもバランスの取れた優れた性能が特徴です。スポーツ性を高めつつ、峠道や曲がりくねった公道でもハイパワーと加速性能を駆使してぐんぐん走ってくれますので、ロングドライブ向けとも言えそうです。また、街乗りでも力を発揮してくれ、高速道路の追い抜きなどもラクラクですし、遮音性や内装のラグジュアリー感も大満足できるはずです。
ワイドなボディと重厚感も見逃せないポイントで、ボディカラーはホワイト系やブラック系を始めとして定番のシルバーの他、レッドやブルーなど多彩に用意されていますので、走りにこだわりがあり、スポーツ好きのユーザーには大変おすすめです。
自分だけのこだわりのM3を手に入れてみませんか。