MRワゴンの歴代モデルの概要やスペックを紹介!

MRワゴンの歴代モデルの概要やスペックを紹介!

MF21S(2001年1月~2006年1月)

1999年の東京モーターショーにコンセプトカーとして出品されたMRワゴンは、ミッドシップレイアウトの略称を車体名に使用しています。2001年に発売されたコンパクトな車体が特徴の初代は、発売翌年の2002年に日産自動車へMOCOの名称でOEM供給開始をしたことでも知られています。その後装備の充実や一部改良を繰り返し、幅広い世代に親しまれる軽自動車として定番化するようになります。乗車定員は4人で、駆動方式はFF/4WDとなっています。変速機はコラムシフト4ATで、全長3395㎜全幅1475㎜全高1600㎜です。販売期間となっていた2006年1月までに20万台以上を売り上げ、街中でも良く見かける車種となった初代MRワゴンです。


MF22S(2006年4月~2011年3月)

女性や子供が日常的に使用することを想定して様々な工夫がされている二代目は、ママワゴンとして内装デザインにもこだわった車種として販売されました。キーレススタートシステムやフルオートエアコンなどを標準装備にすることで、快適な車内空間が維持できるように考えられています。二代目が発売された2006年には、派生モデルとしてMRワゴンWitが登場し、スポーティーな印象で軽自動車でありながらカッコ良さにもこだわったモデルとして好評を得ました。その後一部改良や仕様変更を重ね、エンジンやボディーカラーにもこだわる車種として多くの支持を得ていました。


MF33S(2011年4月~2016年3月)

子育て世代の主婦層にターゲットを絞っていた二代目とは異なり、若者層に支持されるようにシフトチェンジしたのが三代目です。車体そのものはコンパクトでありながら車内空間は広くゆったりした構造を目指して、低燃費でも力強い走りを実現するMRワゴンが誕生しました。しかし引き続き主婦層からの支持も得られるように工夫されていて、ホイールベースが二代目よりも65㎜長くなり、2425㎜となってスズキの軽自動車の中で最長サイズとして完成されました。また若者向けにオーティオ類の充実が特徴で、タッチパネルでの操作やUSBソケットを搭載して、自分が所有する好きな音楽を車内で自由に楽しめるようになっています。またバックモニターを搭載することで、駐車に慣れていない若い世代や苦手意識が高い女性へのフォローを忘れない配慮があります。そのギフルモデルチェンジや一部改良を重ねましたが、2015年末で生産を終了し、2016年3月には販売が終了しています。

まとめ

いかがでしたか?MRワゴンの歴代モデルの歴史を紐解いて比較することで、時代を反映してニーズに対応しながら改良や工夫を重ねていることが良く分かりました。車離れをする若者が多くなっていると言われる現代ですが、やっぱり自分で運転できる喜びは行動範囲を広げて違う世界を知るきっかけにもなります。スズキのMRワゴンは現在販売が終了していますが、多くの方が知っている大変知名度の高い車種の一つです。コンパクトな車体ですが、居心地の良い車内空間は小さな子供連れの主婦層から若い世代まで、幅広い年代の方が選ぶ基準となります。三代目が販売終了をしたことで、今後新たなモデルが登場することはなくなりましたが、歴代モデルの比較を参考にしながら充実した素敵なカーライフを楽しんでみてはいかがでしょう。