ウイングロード歴代モデルの概要やスペックを紹介!

ウイングロード歴代モデルの概要やスペックを紹介!

Y10(1996年5月~1999年4月)

サニー・カリフォルニアとADワゴンの統合により、大きくマイナーチェンジされて登場した初代ウイングロードは、テレビコマーシャルでも頻繁に宣伝されるなど華々しいデビューを飾りました。またクイズ番組などで番組視聴者へのプレゼントに使用されるなど、多くの方に名前と車両の様子を知ってもらう機会が多いのが初代ウイングロードです。1997年にマイナーチェンジを行っていて、フロントグリルのデザインを変更しただけでなく、シートの表皮も変更して内装にもこだわりました。5ドアスエーションワゴンで5人乗りですので、若い方からファミリー層まで幅広く活用される抜群の乗りやすさが維持された大きさの車両です。


Y11(1999年5月~2005年11月)

フルモデルチェンジが行われた1999年には二代目ウイングロードが発売され、搭載エンジンは三種類ありますが全てガソリンエンジンを採用しています。翌年の2000年には後席テレビを選択できるキッズバージョンが発売されるなど、より家族むけの車として市場を拡大するようになりました。2001年にマイナーチェンジを行い、京都にあった日産工場での生産が終了しましたが、湘南の工場へ移管して引き続き生産が続けられました。2003年には日産自動車の創立70周年を記念して、特別仕様車を販売し、更なる飛躍に繋がるように積極的な販売促進などが展開されました。その後も一部改良やグレードや装備体系の見直しを重ねながら、より快適に使用できるウイングロードへの追及が繰り返されました。


Y12(2005年11月~現在)

東京モーターショーに出展後、フルモデルチェンジを行ったのが、三代目ウイングロードのY12型です。2017年になった今現在のモデルとして長く愛されているデザインとなっています。フルモデルチェンジは行われていませんが、長い歴史の中では何度も改良や仕様の向上が行われています。2007年には日産のステージアが生産終了となったために、日産の国内車両の中で唯一のステーションワゴンがウイングロードとなりました。2012年には、安全法規に対応するシートベルトを採用するなど、運転席や助手席だけでなく後席への配慮も行われました。2014年にはより安全性を意識した装備を標準していて、横滑り防止装置や燃費の向上に関する研究も重ねられました。

まとめ

いかがでしたか?ウイングロードの歴代モデルについて比較を行いますと、時代に合わせた装備の標準化を始め、乗る人のことを一番に考えた車両であることが良く分かりました。スエーションワゴンの代表であるウイングロードは、通勤時だけでなく家族や友人と出掛ける際にも活用できる乗車しやすい車内空間がポイントです。車名の由来にもなっている翼を表す英語のウイングと道を表す英語のロードの名の通り、遠くまで出かけても空を飛んでいるかのような窮屈さがない所は、他の車両と比較しても抜群の快適さでしょう。現行モデルが長くフルモデルチェンジされないまま多くの方に親しまれています。車選びをするようなことがある場合には、是非ウイングロードを参考に候補の一つに加えてみてはいかがでしょう。