ちょっと人と違う車に乗りたい!マツダの軽トールワゴン AZワゴンがおすすめな理由

ちょっと人と違う車に乗りたい!マツダの軽トールワゴン AZワゴンがおすすめな理由

(マツダ)AZワゴンの燃費は?

現在、新車販売は停止していますから、マツダからの公式発表はありません。一般ユーザーが実際の運転経験に基づく燃費を投稿するサイト「e燃費」によると、2008年以降のモデルでだいたい20km/Lから23km/Lあたりのようです。燃費には日進月歩の技術がてきめんに影響しますので、新しい年式ほど成績が良く、2001~2003年頃のモデルだと17km/L前後となっています。一般の2WDのほかに4WDとターボの設定があり、それらの車種だとおよそ5%~10%程度、燃費は犠牲になるようです。



(マツダ)AZワゴンの内装は?

現在は販売を停止しているため、中古車市場に出回っているモデルの内装について記載したいと思いますが、時代とともに変化してきているのも事実です。ここでは最終期、2011年12月~販売のXSリミテッドについてご案内します。目につくのはインパネやドア内側が黒で統一されていること。外装のブラックメッキと統一感があり、精悍な雰囲気を醸し出しています。スエードのシート表皮、本革巻ハンドルなど、リミテッドの名に相応しい高級感を感じさせます。ビルトインのカーナビに対応するためオーディオレス化されていることも特徴に挙げられます。

(マツダ)AZワゴンと同型車種の値引き

現在は販売していない車種につき、当然ながら新車価格として表示できる数字はなく、新車の値引き額や率についても語ることができません。ただOEMの元である同型車種、スズキ・ワゴンRとの、近いモデル同士の比較は可能です。2008年~2012年の4代目モデルはワゴンRでも同じ4代目となります。この時代のAZワゴンは、ワゴンRのだいたい3/4から2/3の価格で売られています。それ以前のモデルもおおむね同様に、ワゴンRよりかなりお徳用な価格が設定されているのが一般的です。スペックは全く同じなのですから、ワゴンRの性能・機能に興味があるなら、AZワゴンは大いに考えられる選択肢だと思われます。



(マツダ)AZワゴンの中古相場

OEMのため全く同型でありながら、スズキ・ワゴンRよりお手頃価格で売られているAZワゴン。最終の4代目である2008年~2012年モデルにおいても、80万円を超えるものはほとんど見受けられません。この辺りの年式で60万円~80万円が相場のようです。2000年あたりのモデルだと、10万円そこそこのものさえ珍しくありません。さすがにこの価格帯だと走行距離は10万km前後が一般的ではありますが、現代の日本の技術では660ccエンジンといえども、この程度の走行距離でそれほど疲弊することは考えられません。名より実を取るニーズがあるなら、大いに考えてよい選択肢といえるでしょう。

まとめ

マツダといえばロータリーエンジン、広告の”Be a Driver”など走りを楽しむイメージが一般的ですが、実は1962年に発売していまだに売れ続けているキャロルに代表されるように、軽自動車についても長い伝統と実績があります。実はオート三輪の生みの親でもあり、実用性を重視した車づくりは会社のアイデンティティそのものでもあります。そのマツダが白羽の矢を立ててスズキからOEM供給を受けたのが、このAZワゴンです。OEM元のワゴンRは、誰もが認める軽自動車の代表格。中身はそっくりそのまま、AZワゴンと同じです。でも中古車市場での価格には大きな開きがあります。正直、目立つ車とは言えないAZワゴンですが、実力は本物です。見た目より本質を求めるユーザーには、適した選択肢と言えるでしょう。