4WDのタフさと街にフィットする洗練性を併せ持つスバルの4WD レガシィツーリングワゴン

4WDのタフさと街にフィットする洗練性を併せ持つスバルの4WD レガシィツーリングワゴン

(スバル)レガシィツーリングワゴンの燃費は?

ツーリングワゴンは2014年6月で終売となり、後継モデルのレヴォーグに引き継がれているため、メーカー発表の燃費は現在、入手できません。ユーザーが燃費をレポートする「e燃費」サイトによると、レガシィとして4代目の2003年以降のモデルでは、おおむねリッターあたり9km台の後半から10km程度出ているようです。より古いモデルになると7km/Lあたりか、ともすれば6km/L台も目についてきます。スバルの看板ともいえる4WDのみの設定なので、省エネ優先の車種と比較するのは気の毒でしょう。逆に4WDでありながら10km/Lにものぼる高燃費を出しているのは、やはり技術の賜物と評価するべきではないでしょうか。ちなみに現行の後継機種レヴォーグは、メーカー発表のJO08モードで17.6km/L(2Lターボ)となっています。


(スバル)レガシイツーリングワゴンの内装は?

2014年6月で終売となっているため、現行車種についての内装を語ることはできません。最終5代目(2009年~2014年)モデルについて記します。大きな特徴は、パーキングブレーキが見当たらないこと。実は電動で、スイッチ式です。場所はインパネかシフトノブの後方(2012年5月を境にマイナーチェンジ)で、すっきりしたレイアウトになっています。また、シートにはグレードにより、本革ないしアルカンターラが用いられ、高級感を感じさせます。

(スバル)レガシイツーリングワゴンの値引き

現在の後継車種レヴォーグで調べてみると、目標値引き額の平均は車両価格単体で約20万円になっています(オプション込みだと約41万円)。2.0GTのメーカー設定車両価格がセダン330万円・スポーツ365万円ですから、どうしたって310万円(スポーツは345万円)程度は必要な計算になります。一方、ツーリングワゴンの中古は、販売最終年の2014年式のオプションフル装備で最高298万円。底値が140万円代、中心価格帯が200万円ぐらいなので、おおむね100万円程度は、財布に優しい計算になります。


(スバル)レガシイツーリングワゴンの中古相場

中古車市場での平均価格は101万円となっていますが、実はこの価格帯で売られている車両はほとんどありません。2009年のモデルチェンジを境に、高値と安値に2極分化しています。新しいほうの5代目に限ってみると、中心価格帯が150~170万円あたりで、年式が新しくなるほど直線状に上がっていきます。一方、古い型は50万円以下に大半がひしめきます。新・旧で違う車ぐらいに考えて検討したほうが、惑わされることは少なくなりそうです。

まとめ

オンロード/オフロード兼用、タフでありながら街でも映える4WDとして人気を博してきたレガシイツーリングワゴン。呼び名こそ今では消えましたが、その設計思想と情熱は後継車種であるレヴォーグに受け継がれ、今でも人気を集めています。飛行機製造にルーツを持つ富士重工業(2017年4月スバルに社名変更予定)だからこそ可能なタフさと優美さの融合は、時代を超えて根強いファンを魅了しています。スバルがあくまで4WDにこだわり続けるのもこのルーツ、頑丈でなければ乗り物ではないという企業理念があるからであり、常に普遍的な独自性を誇ります。言い換えれば、新しさばかりを求めるべき対象ではないため、新車だからともてはやされることがあまりない車種でもあります。中古車市場でも独特の地位を占める存在です。