「男」を意識した軽自動車!ホンダのトールワゴン型軽自動車 ゼストの特徴

「男」を意識した軽自動車!ホンダのトールワゴン型軽自動車 ゼストの特徴

ホンダの軽自動車ゼストの燃費は?

現在は販売を終了していますので、新車の燃費は公表されていません。ユーザーによる実測の燃費情報投稿サイト「e燃費」を参照することになります。ちなみに販売当時のカタログでのスペックでは、10・15モードでだいたい17~20km/Lとアナウンスされていたようです。実測値は10・15モードより3割ほど低めにとどまるのが常ですから、12~14km/L出ていればほぼフェアと見なせるでしょう。「e燃費」への投稿の平均は13.42km/L。11km台の外れ値が一つあるほかは、だいたい13km台後半から14km/Lは出ているようです。


ホンダの軽自動車ゼストの内装は?

ホンダには1970年代にルーツを持つ軽自動車の名車「ライフ」がありましたが、2000年代に復活する際に明確に女性ターゲットで売り出しました。その男性向けに派生して誕生したのがこの「ゼスト」ですので、かなり男性的な内装になっています。主な形式だったスポーツタイプの内装は、黒を基調にまとめられており、精悍な空気を感じさせます。このクラスには珍しくタコメーターも装備され、走りを楽しむホンダらしさが随所に漂っています。

ホンダ ゼスト(後継車種はN-ONE)の値引き

2012年で生産を終了しているため、現時点で新車の値引き額について語ることはできません。現役の後継車種はN-ONEですが、これはゼストだけでなくホンダの看板の一つであるN BOXの流れも汲む人気車種なので、あまり値引きされません。2017年3月現在、車体価格の値引き平均は約15万円になっています。カタログ価格が形式により120万から146万円(税抜)ですので、100万円を切ることは非常に難しいと言えるでしょう。ゼストの中古車の価格帯で言うと、販売された最終の2012年式であれば約50万から90万円で販売されています。先ほども述べた通り、新車との比較はできませんが、後継車種であるN-ONEの新車価格より、かなり低い価格での購入が可能です。


ホンダの軽自動車ゼストの中古相場

足掛け7年しか生産されなかった車なので、型番によるばらつきはそれほど大きくありません。また車両タイプもスポーティ仕様が大半ですから、スペック的に価格差か生じるとしたらターボの有無ぐらいでしょう。しかし、中古車相場では実に1万円台から99万円まで、かなり大きな開きがあります。中心価格帯は30万~40万円前後で、売りに出ている全体の40%ぐらいがこの周辺にひしめいているようです。ホンダのコーポレートスローガンは”Fun to Drive”ですから、乗ることを楽しむオーナーがたくさんいます。そういう車の走行距離は当然ながら長くなり、これが価格に影響しているようです。10万円を下回る車の多くが走行10万km以上になっています。

まとめ

ゼストとは英語で「刺激・魅力・楽しみ・風味を添えるモノ」を意味します。ホンダにとって軽自動車の看板ブランドには、1970年代にルーツを持つライフがありますが、その2003年以降のモデルが女性をターゲットにしていたため、走りを楽しみたい男性のために生まれたのが、このゼストでした。ホンダが目指した「刺激的な楽しさで生活を豊かに広げるクルマ」、2006年から2012年の足掛け7年だけの生産でしたが、その提唱する”Fun to Drive”を具現化した車として、今でも根強いファンがいます。商用車がベースにある軽自動車メーカーとは一線を画した、ホンダならではの楽しさを味わうには手の出しやすい車種であり、価格帯にあると言えるでしょう。