使い勝手のいいミニバンはこれ!ホンダのロールーフ・ミドルサイズミニバン ストリームのスペックと中古相場

使い勝手のいいミニバンはこれ!ホンダのロールーフ・ミドルサイズミニバン ストリームのスペックと中古相場

(ホンダ)ストリームの燃費は?

販売最終年である2014年のカタログによると、燃費はJC08モードで12.2km/L(4WD)~14.2km/L(FF)となっています。ユーザーが実際に測定した燃費を投稿するサイト「e燃費」によると、実測値はおおむね8~10km/Lと報告されています。実測値はJC08に対して70%ぐらいになるのが相場なので、だいたい納得のできる数字です。ちなみに現行の類似した車であるジェイドは、ガソリン車のJC08モードで18.0km/Lとされています。


(ホンダ)ストリームの内装は?

ここでは2014年、販売最終年のカタログからご紹介します。運転席に座ってみて気付くのは、各種スイッチに手が届きやすいこと。運転者に対して角度を付けた配置で、視点の移動が少なく安全に操作できます。中でも押し下げ式のエアコンスイッチは、最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくると便利なものです。インパネライトと連動して点灯するカップホルダのライトも、夜の運転には助かる気配りになっています。ミニバンといえど5ナンバーですから、リアシートは正直、手狭な感が否めませんが、3列目を格納した際のラゲージスペースとしては、優れた使い勝手があります。

(ホンダ)ストリームと後継車種の値引き

ホンダのロールーフ・ミドルサイズのミニバンとしては現在、ジェイドが販売されています。ホンダ自身はこれを新規車種と位置付けていますが、ストリームの後継に近い車種と見なしてジェイドの目標値引き額を見ると、約25万円となっています。ホンダのこのクラスの車にしては、かなり大きな値引き額で、さらに上振れしている気配もあります。新車価格が税込272万~ですから、240万円台で帰ればお得な買い物と判断できるでしょう。ちなみにストリームの2014年のカタログ価格は税込204万円~でした。


(ホンダ)ストリームの中古相場

ストリームの中古車平均価格は現在、56万円となっています。ただし2010年以降の比較的新しい車両が平均を引き上げており、ボリュームゾーンはもう少し低い価格で、20万~40万円の間に全車両の約1/4が集中しています。年式により素直に右上がりしていく分布で、最終販売年2014年の最も高値の車両で160万円台を付けていますが、このレベルの車はほとんど台数はありません。全体的にスポーツタイプであるRSZの人気が高いようです。

まとめ

2000年10月に待望の5ナンバーのミニバンとして登場、発売10ヶ月で10万台を売った大人気車種でした。しかし直後にスペックが非常に似通ったトヨタ・ウィッシュの追撃を受け、企業規模の違いから後塵を拝する羽目に追い込まれた悲劇を経験しています。2006年にフルモデルチェンジで低床化し、ホンダらしい走りを楽しむ特性を加味してから復活、お株を奪い返すというドラマに包まれた面白い車です。ただ、2009年には5人定員の2列シートが生まれ、本流のRSZも2012年に6人定員になるなど、本来のミニバンというコンセプトが希薄化し、位置付けの難しい車になっていったことも事実です。ユーティリティと走りの両立した車と捉えて検討するのがおすすめです。