ホンダの最上級ビックミニバン、快適な乗り心地のエリシオンの特徴

エリシオンの気になる燃費はどれくらい？

ホンダのエリシオンには、クリーンな環境と低燃費を実現させたi-VTECエンジンが搭載されています。カタログ記載のJC08モード燃費は、2.4L DOHC i-VTECエンジン9.5～9.9km/L、V6 3.0L i-VTECエンジン8.8～9.0km/Lです。しかし実燃費では、3.0Lも2.4Lとあまり変わりがありません。その秘密は、3.0Lに搭載されたV6エンジンが、 発進時やクルージング状態にあわせて6気筒燃焼から3気筒燃焼へと自動切換えし、無駄なエネルギー消費を抑えているからです。エリシオンは2004年から2013年に販売されましたが、モデルチェンジによる大幅な燃費差はありません。2007年から2013年に販売された高級仕様のエリシオン・プレステージは、パワフルな300psエンジンが搭載されており、圧巻の走りが魅力です。JC08モード燃費は、2.4L DOHC i-VTECエンジンで9.5～9.9km/Lとエリシオンと変わらず、3.5L V6 SOHC VTECエンジンで7.8～8.2km/Lになります。

クルーザーをモチーフにしたエリシオンの内装は？

ゆとりある居住空間を追求したエリシオン。低床プラットフォームで広々としたキャビンが確保されています。パワースライドドアは開口部が大きく開き、乗降時やシート移動などが楽にできます。多彩なシートアレンジが可能なことと、レバー操作がとても簡単なので使い勝手の良さが実感できます。シートのクッションは程よい厚みがあり、長時間の運転でも快適に過ごせます。特に3列目シートは、他車に比べて乗り心地が良い点が魅力です。そのかわりに荷室が横幅102cm、奥行き128cm、高さ123cmとやや手狭感が否めない点があります。メーター周りは、高級感のある木目調パネルが施されており、メーター部には、様々な情報が見やすいスーパー立体自立発光メーターが採用されています。前モデルからハーフシェイド・フロントウインドウやヘッドレストが全席に備えられるなど、様々な改良されているのがポイントです。

エリシオンの新車値引き額はいくらくらい？

2013年に販売が終了したエリシオンは、新車価格帯が273～451万円でした。当時の目標値引き額は約36万円が相場だったので、237～415万円程度で購入が可能でした。現在中古販売されている2013年モデルのエリシオンは、グレードやオプションなど状態の良いものが200～250万円前後で取引されており、新車購入時より約150～200万円ほど安く購入することができます。2010年モデルは100万円を切る中古車も多く出回っています。

2013年に販売が終了したエリシオンの中古相場

エリシオン全モデルの中古相場は平均で約70万ほどですが、最安値が約15万、最高価格は約250万円とモデル年数により大幅な価格差があります。2013年モデルのエリシオンプレステージSクラスは、200～250万円弱で取引されており、中古台数もそれほど多くありません。2010年モデルでは150万前後、マイナーチェンジを行った2008年モデルでは、100万円を切るものが大半をしめています。販売初期の2004年モデルは、10万円～と走行距離や状態によって大幅な価格差が生じています。

まとめ

2004年から2013年にわたりホンダの最上級ミニバンとして国内販売されたエリシオンを紹介してまいりました。ラグレイトの後継車として誕生し、現在では中国を拠点に2代目が販売されています。老若男女問わずスタイリッシュに乗りこなせるフォルムとインテリア。峠道でも横揺れが少ない安定性を誇り、車に酔いやすい人でも快適にドライブができると評判です。他車ミニバンを圧倒するホンダのテクノロジーは、エンジン技術はもちろん、安全性や走行性でも高評価を得ており、最高のクルージングを体感することができるでしょう。当時は高額で購入を断念された方もお手頃価格になったエリシオンの購入を検討してみてはいかがでしょうか。家族や仲間と遠距離ドライブを楽しむには最適の車です。