操縦安定性が評判のトヨタの高級大型ミニバン エスティマT

操縦安定性が評判のトヨタの高級大型ミニバン エスティマT

エスティマTの気になる燃費は?

2代目エスティマTの10・15モード燃費は、2.4Lの直列4気筒エンジン(160馬力)で10.6km/L、3.0LのV6エンジン(220馬力)では9.4km/Lです。燃費の点では、2.4Lが約1km/Lほどお得ですが、V6エンジンを搭載した3.0Lは、静寂性や高速走行時の快適さに優れている点があげられます。駆動方式はFFと4WDの二種類です。初代エスティマのミッドシップレイアウトから前輪駆動方式のFFに変更されたことで、乗降時や室内空間の向上に成功しています。前輪と後輪の稼働差をよみ2WDに変動するアクティブトルクコントロール4WDは、悪路走行や燃費の面で優れた性能を発揮しています。また初代エスティマは10・15モード燃費7.2~8.4km/Lだったため、より低燃費に改良されています。ミッションは4速ATの標準車と、CVTのハイブリッドモデルが発売されています。


エスティマTのボディや内装の特徴は?

「使う心地よさと走る心地よさ」というコンセプトをもとにつくられたエスティマT。初代の丸型ボディと車体寸法はほぼ同じですが、低床プラットフォーム化により室内空間を保ち、シートアレンジもより多彩になっています。また両側スライドドアやセンターメーターが採用されるなど「次世代の高級ミニバン」と称される改良がなされています。内装は木目を基調とした落ち着きある空間を演出しています。トヨタ店が販売する「エスティマT」のフロントエンブレム色は赤く、カローラ店が販売する「エスティマL」は青色という違いがあります。エアロパーツを装備しているアエラスや、2-2-3の7名定員のモデルが販売されたGとアエラスなど、様々なグレードが登場しています。

エスティマTの値引きはどれくらい?

トヨタのエスティマTは、2005年11月に販売が終了し、3代目のエスティマに移行しました。当時の新車販売価格は229~397万円でしたが、現在は35万円~70万円台で中古取引がされています。現行モデルのエスティマは、新車販売価格が331~492万円で、目標値引き額は35万円です。値引き後の価格を見ると296~457万円となり、装備やスペックが申し分ない2代目エスティマTの中古価格がより魅力に感じられます。


エスティマTの中古相場はいくら?

エスティマTの中古価格の相場は、35万円前後が最も多く、前期モデルなどは総額20万円を切るという破格のものもあります。ハイブリッドモデルでも40~60万円で見つかります。サンルーフや両側パワースライドドアが付いたものなど70~80万円台で販売されています。エスティマ全体の中古車台数では、モデルチェンジした2006年式のエスティマが最も多く、約30~160万円で取引されています。2017年式の中古価格は約350万円前後で取引されています。

まとめ

初代から10年を経て登場した2代目エスティマTは、エンジンのFF化や両側スライドドアなど、顧客ニーズに合わせた改良が行われました。2001年6月には低燃費を実現したハイブリッドモデルが登場するなど、先ゆくミニバンを輩出しています。ミニバンでありながら乗用車感覚で運転できることや、街中でもスムーズに乗りこなせることでファミリー層からの人気も高く、今もなお多くの中古車が取引されています。また3代目の現行モデルが2006年から販売されているので、当時高級グレードとして販売されていたものが、お得な中古価格で購入できるというのもエスティマTのメリットと言えます。グレードやオプションが多岐にわたるため、購入を検討する際には細かくチェックし、自分にピッタリのエスティマTを手に入れましょう。