トヨタ カムリ フルモデルチェンジ新型最新情報

トヨタ カムリ フルモデルチェンジ新型最新情報

安定度も増して、ハイブリッドなのに軽量

まず、従来のカムリと同じように「キーンルック」が採用されていて、トヨタの独自性をアピールします。キーンルックとは、中央エンブレム部からヘッドランプまで、V字型に意匠が広がっているトヨタのオリジナルデザインのことです。「Keen」には「鋭い」「鋭敏」という意味があり、知的・明晰な印象を与えるデザインです。TNGAに基づくプラットフォームを含めたデザインの設計がなされ、軽量でありながら剛性があって燃費がアップし、重心も低くなったことで安定度も向上しました。さらに、ハイブリットシステムはコンパクトになったTHS2が採用されてハイブリットでありながら軽量化も実現しています。外観を現行モデルと比較すると、一番違うデザインになるのがドアミラーです。ロアグリルも大きく変わりちょっと流線型になってカバーは三枚のフィンとなっています。


小さな違いでも大きく変わるエクステリア

フルモデルチェンジする新型「カムリ」は、「マークX」との統合モデルとなって細いアッパーグリルに大きいエアインテークを持ったロアグリルとの対比がスタイリッシュでスポーティな印象を与えています。全長が4850mm、全幅が1830mm、全高が1440mmという車両サイズで、ホイールベースは2820mmに設定されています。従来のカムリは全高1470mmだったので、なんと30mmも低くなっています。これが一見小さな違いのように見えますが、実はドライブポジションが3cm下がるだけでも、だいぶ印象も変わってくるでしょう。これによってAピラーに角度を付けられるので、巡航走行での空気抵抗も下がります。また、ミラーは今流行している「アームタイプ」となっています。内装・インテリアは、ステッチが入るスポーツシートとATシフトレバーブーツで、ステアリングは丸型です。スタイリッシュなエクステリアとはガラッと変わり、内装はすごくゴージャスでぜいたくな感じがあります。助手席のグローブボックスの上には、淡いブルーが光る間接照明等もあります。

新エンジン搭載によって快適な走りが可能です

新型カムリに採用された「GA-K」のプラットフォームは、TNGAに基づき設計されており、従来のモデルよりもボディー・フロアの剛性が強化され、重心を低くしたり、操縦性や乗り心地がアップしているようです。パワープラントも高い走行性能・環境性能を誇るという「Dynamic Force Engine」が初採用されています。純ガソリンモデル・ハイブリッドモデル両方に2.5リッター直4直噴ガソリンエンジンを搭載して、世界でもトップクラスのの熱効率に、燃費と動力性能の大きな向上も実現したようです。2.5リッターガソリンモデルは、トヨタの新型トランスミッション「Direct Shift-8AT」を搭載し、高い伝達効率と、多段化・ロックアップ領域が拡大して操縦性が向上しています。


トヨタ カムリの主要なスペック

2017年にフルモデルチェンジする「カムリ」の予想スペックです。全長・4860(mm)
全幅・1840(mm)
全高・1440(mm)
ホイールベース・2825 (mm)
定員・5名
エンジン・2.5リッター直列4気筒DOHCエンジン(2AR-FXE型改)
最高出力・180ps
最大トルク・25.0kgf.m
モーター・2JM型
モーター最高出力・150ps
モーター最大トルク・28.0kgf.m
JC08モード燃費・28.0-30.5km/L
駆動方式・FF / 4WD
トランスミッション・電気式無段変速機

まとめ

トヨタのミドルサイズセダン「カムリ」は、世界100ヵ国以上で販売されている世界的な人気となっている車です。今まで1800万台の販売台数を誇り、メインマーケットの米国では15年連続で最多販売車となっています。今回のフルモデルチェンジの開発では、乗り心地や走りといった基本的な走行性能以外にも「五感に訴えるクルマ」をテーマにしています。環境性能や安全性に磨きをかけて、世界のユーザーのみなさまに車を持つ・走ることの喜びと感動をお届けすることを意図しています。日本が誇る北米のベストセラーセダン「カムリ」、今年7月10日のフルモデルチェンジを機に購入してみるのはいかがでしょうか?世界基準の車の乗り心地を味わってみましょう。