ハイエース歴代モデルの概要やスペックを紹介!

ハイエース(1967年10月~1989年7月)
初代H10系ハイエースのワゴンモデルは1967年10月に販売開始。H20~H40系の2代目モデルは、1977年2月にフルモデルチェンジされ発売。3代目モデル50系は、1983年1月に発売されました。中古市場にあるのは、ほぼ3代目から。3代目も希少です。
初代ハイエース・ワゴンのエンジンは初期は1.5Lの2R型のみで9人乗り。ボディタイプは、キャブオーバーワンボックスカー。2代目になり、エンジンは昭和53年排出ガス規制に適合する1,972ccの21R-U型となりました。グレード体系は、9人乗りカスタム・デラックス・スタンダードと10人乗りデラックス。3代目では7人乗りワゴンの最上級グレード、スーパーカスタムリミテッドが追加され、4速ATも設定されました。
ハイエース(1989年8月~2004年7月)
フルモデルチェンジされた4代目モデルH100系が1989年8月14日に発売されました。ハイエース・ワゴンは「高級ワンボックス」としての風格をより高めるような内外装や装備となりました。特に最上級のスーパーカスタムリミテッドの内装は豪華絢爛です。価格帯も上がりました。
エンジンは再編され、2.0Lガソリンエンジンは新開発の1RZ-E型になり、新たに2.4Lガソリンエンジン2RZ-E型が追加されました。4WD車は2.8Lディーゼルエンジンの3L型に統一されました。さらに、1993年マイナーチェンジで3.0Lディーゼルターボエンジンの1KZ-TE型が新設され、2WD,4WD共に3.0L 1KZ-TE型となりました。
ハイエース(2004年8月~2007年7月)
5代目現行型モデルH200系が2004年8月23日に発売されました。ワゴンのスーパーカスタム系はアルファードに統合されたため、ワゴンのグレードはロング・ワイドボディ・ミドルルーフ(ワゴンDX)と、スーパーロング・ワイドボディ・ハイルーフ(ワゴングランドキャビン)の2種類、10人乗りのみとなりました。全幅は1880mmのワイドボディ車となり、さらに広くなり居住性が向上しました。
エンジンは、直4,2683cc,2TR型。ワゴンのディーゼルエンジンはなくなっています。
ハイエース(2007年8月~)
5代目モデルの初のマイナーチェンジは2007年8月20日。ワゴンDXとグランドキャビンの間に「GL」のグレードが追加されました。人気のハイエースワゴンGLです。GLは、サイズはDXと同様で室内装備はグランドキャビン並み。インテリアにも後部2列シートにアームレスト、リアクォーターコンソール、4列目に跳ね上げ式4人掛けシートが装備され、よりパーソナルユースを視野に入れているのがわかります。本格的なキャンピングカーは不要でも、車中泊もできてレジャーと普段使いを兼用できる、というのが魅力の理由でしょうか。
2013年12月9日発売の3度目のマイナーチェンジでは、ヘッドランプを含むフロント周りのデザインが変更され、さらに力強くスタイリッシュな外観になりました。
まとめ
キャブオーバーのワンボックスカーとして人気のハイエースワゴン。3~4代目あたりから、アウトドア好きのユーザーを中心に個人ユースのハイエースファンが急増しました。家族や仲間でドライブを楽しむにも最適のワンボックスカーのひとつといえるでしょう。荷物もベビーカーも乗り子どもも大人も広い車中で思い切り楽しめそうですね!
中古市場では3代目は希少です。角目4灯などまさに80年代のレトロなイメージ。4代目は、2000年式走行距離10万Km未満でも100万円以下のものがかなりあります。売れ筋NO.1と思われるハイエースワゴンGLは、2008年式で200~250万円といったところです。中古市場も人気なので新車を買って手放す時は高値で、という選択もありかもしれません。