エクストレイル歴代モデルの概要やスペックを紹介!

エクストレイル歴代モデルの概要やスペックを紹介!

エクストレイル(2000年11月~2007年7月)

初代のT30型エクストレイルは2000年11月13日に発売されました。コンセプトは「4人が快適で楽しい、200万円の使える四駆」。本格的SUVとしての走行性能・機能性が評価されて販売直後から絶大な人気を博しました。国内のみならず世界167か国で約80万台を販売、トヨタRAV4やホンダCR-Vに対抗する日産の世界戦略車です。

ボディタイプは5ドアクロスオーバーSUVの5人乗り。エンジンルームに横置きされるエンジンは、直4 DOHC,2000ccのQR20DE型およびSR20VET型の2機種。駆動方式はFF/4WD。


エクストレイル(2007年8月~2010年6月)

フルモデルチェンジした2代目モデルT31型は、2007年8月22日に発売されました。2代目も初代からのコンセプト「200万円の使える四駆」を踏襲しています。最新の電子制御4WDシステム「オールモード4×4-i」を搭載、オフロード走破性をさらに追求しました。急勾配の下りで車速を抑える「ヒルディセントコントロール」、上り坂発進でズリ下がりを防止する「ヒルスタートアシスト」など、悪路向きのハイテク装備も満載。2008年9月には2000ccターボのクリーンディーゼル車「20GT」が追加されました。

ボディは135mm長くなり、エンジンは、直4 DOHC,2000ccのMR20DEと2500ccのQR25DEの2種類になりました。駆動方式はFF/4WD。

エクストレイル(2010年7月~2013年11月)

マイナーチェンジされた2代目後期型が2010年7月16日に販売が開始されました。クリーンディーゼル搭載車の20GTには初めてのATモデルが追加されました。エクステリアはフロント周りやヘッドランプのデザインが変更されました。開発コンセプト「タフギア」感が強調されています。また同日、オーテックジャパン扱いの特別装備車「エクストリーマーX」も発売。エクストリーマーXのエクステリアは、さらにワイルド感が溢れます。

エンジン仕様等は、2代目前期と同様です。


エクストレイル(2013年12月~)

2013年12月16日、フルモデルチェンジされた3代目T32型エクストレイルが発売されました。3代目のプラットフォームは日産・ルノー共同開発の「コモン・モジュール・ファミリー(CMF)」です。世界初という「アクティブエンジンブレーキ」や「アクティブライドコントロール」など先進技術も搭載されて、走行性能はさらに向上。新たに3列シート車(7人乗り)も装備されました。
2015年5月13日、待望のハイブリッドモデルが発売されました。エンジンはガソリン車と同じMR20DD型。燃費は平成32年度燃費基準+20%を達成しています。

ボディタイプは5ドアクロスオーバーSUV、5/7人乗り。ボディサイズは全長4640×全幅1820×全高1715mm。全長は+5mm 全幅+30mm 全高+15mmとひと回り大きく見えます。エンジンは、直4 DOHC,2000ccのMR20DEと2500ccのQR25DEに加えて直4 DOHC dCi,2000ccのR9M型の3種類。駆動方式はFF/4WD。

まとめ

アウトドアのアクティブなニーズに応え、クロスオーバーSUVの中でも世代を問わず愛されてきたエクストレイル。競合車たちが、より高級車指向に向かってモデルチェンジをする中でも、エクストレイルは初代のコンセプトを貫いて一貫してオフロード重視です。

3代目現行モデルの新車価格は223.9万〜356.7万円。ハリアーに比べるとかなり低い価格設定です。中古では、ハイブリッド車はやはり高めですが、ガソリン車だと180~230万円の価格帯がかなり多くなります。2代目2010年式では120~150万円台が多数。クリーンディーゼル20GTも、2009年式で120~150万円とかなり割安感があります。アウトドアを楽しみたい方にはこのあたりも魅力的ですね!