86の歴代モデルの概要やスペックを紹介!

86の歴代モデルの概要やスペックを紹介!

ZN6(2012年4月~2016年7月)

2012年4月6日に発売された86は、小型スポーツカーとして軽量でありながら走る楽しさを追求できるように共同開発されたものです。トヨタブランドにとって久しぶりのスポーツカー販売となったことで、取扱い販売店には専門スタッフを常駐させてより多くの方に86の魅力を知ってもらおうと、様々な工夫が行われました。しかしスポーツカーへの憧れがあっても、若い世代にとっては大きな買い物となるのも現実で、低価格帯を用意して購入者の幅を広げました。若い方だけでなくスポーツカーへの憧れを強く抱き若い頃に所有していた中高年層も併せてターゲットとして販売を開始しました。乗車定員4人となっている86は、狭く窮屈な座席ではなく全長がそれほど長くないコンパクトサイズでありながら、居心地の良さは保たれています。インテリアへのこだわりも大きく、フレームレスミラーを採用することで、後方部分の見えにくい部分の視認性を高める効果があります。3つのグレードで構成されている86ですが、上級グレードとなるGTクラスには異なる上質な仕様となるGTリミテッドがあり、より一層ハイクラスな乗り心地が保たれています。


FA20(2016年8月~現行モデル)

2016年8月1日に86のマイナーチェンジが行われ、全国のトヨタ店やトヨペット店などで販売が開始されました。様々な特長的な変化がありましたが、トヨタブランド中でも最小経となるステアリングホイールを搭載して、コンパクトでも今まで以上に力強く走ることに成功しています。また内装にもこだわって開発がされていて、車体と一体化したコックピットを実現するマルチインフォメーションディスプレイを導入しています。スポーツカーにピッタリなコックピットは、運転するドライバーのモチベーションを更に上昇させるはずです。長時間の運転や乗車でも疲れないためには、シートへのこだわりも忘れられません。カラーがブラックで統一されていることから、シート表皮に行われているパーフォレーション加工が一層際立ちます。カラー展開も豊富で、街中での存在感が著しいピュアレッドをはじめ、アズライトブルーやクリスタルブラックシリカなどがあります。インテリア―カラーやシートマテリアルのセレクトを加えることで、自分だけの86が入手できます。

まとめ

スポーツカーの代名詞といっても過言ではない86は、大手自動車会社の2社が共同開発をして誕生していることが良く分かりました。双方の得意分野や持っている最大限のエネルギーを集結させることで、最高の一台が誕生して広く親しまれるスポーツカーとなっています。まだ歴史が浅い新しい車両である86ですが、これからも長く愛されるような乗り心地とデザインが実現しています。高級で高額なイメージがあるスポーツカーですが、爽快感がある走りや所有した者にしか分からない優越感は、多くの方が憧れる気持ちです。今まで手が届かない存在と思って諦めていた方でも、販売価格帯が幅広く設定されている86は夢が現実になる可能性が高い車の一つです。是非乗り心地や見た目のカッコよさをこの機会に体感してみてはいかがでしょうか。