使い勝手がよくスタイリッシュなミニバン トヨタのウィッシュのスペックと中古相場

使い勝手がよくスタイリッシュなミニバン トヨタのウィッシュのスペックと中古相場

トヨタの「ウィッシュ」の燃費は?

トヨタ・ウィッシュの最新モデルの燃費は1.8Lモデルで16Km/L、2.0Lモデルで14.4Km/Lとなっています。7人乗りのミニバンとしては平均的な燃費です。旧型と比べると1.8Lモデルは14.4Km/L、2.0Lモデルが13.2Km/Lと少し改善していますが低燃費競争の中では下位のミニバンとなってしまいます。日常的にこまかく乗り回すミニバンこそ燃費が良いことが求められるのですが、モデルチェンジ後こそ燃費が良いとされていたものの、他社も改良し、いつの間にかガソリン車の燃費の良さとしては他社のミニバンに追い抜かれてしまったのです。そしてウィッシュは2016年に生産を終了し、ミニバンの後継をシエンタ・プリウスαなどのハイブリッド車に譲る形になっています。



トヨタの「ウィッシュ」の気になる内装は?

トヨタウィッシュの最新モデルの内装は、室内長2,660mmに3列シート、後部の座席ほど座席の位置が高くなり視界を確保したシアターレイアウトとなっています。一番後ろでも前方が見えなくて狭苦しいという事がありません。シートアレンジも多彩です。1.8Lモデルは2列目が3人掛けとなっていて7人乗りですが、2.0Lモデルは中央に動線のある6席ウォークスルー仕様で、それぞれの座席が独立して配置してあり、より居住性が良くなっています。運転席からは前方が広く見渡せ、左右前方の三角窓も大きく取られています。メーターはコンビネーションメーター(照度コントロール&ドライブモニター付)となっており、シルバーメッキのリングで縁取られたメーターがイグニッションに合わせて点灯します。旧型との比較で大きく変わった点は、ステアリングでシフト操作が行えるパドルシフト、またはマニュアル感覚で運転を楽しめるシーケンシャルシフトマチックが標準搭載されている事でしょう。よりスポーティーに、スタイリッシュに走りを楽しむための装備です。

トヨタの「ウィッシュ」の値引き

トヨタのウィッシュの新車本体値引き額は28万円から29万円、オプションから6万円前後の値引きとなり、30万円以上の値引きになります。これ程値引きするのにはやはり理由があります。2016年度にウィッシュは生産終了してしまったからです。2018年にフルモデルチェンジをするプリウスαが後継になるので、ガソリン車の新車としてのウィッシュの販売は最後となるのです。値引き後の新車価格と同モデルの中古車価格の差は30万円から40万円程になり、新車・中古車ともにどちらが良いとは言いきれない拮抗した状態です。こうなってくると他社のミニバンも候補にあげてしまう人が多いでしょう。ただ、新車でここまで値引きをするのは珍しいことなので、買うなら新車が良いと思っている方には、今、ウィッシュの新車はお買い得です。



トヨタの「ウィッシュ」の中古相場

現行モデルの中古車の相場は、198万円前後となります。乗り出し価格なので新車よりは安くなりますが、新車の値引きの大きさを考えると果たしてお得かどうかは疑問が残ります。1世代前のウィッシュは2008年より前のモデルになるので急激に金額が安くなり30万円前後で手に入るようになりますが、古い分だけ走行距離が長めの車両ばかりです。燃費も良くありませんし、エアロパーツが付いていたとしても型が古いのは隠しようがなく、内装も現行モデルより使い勝手の悪さが目についてしまいます。

まとめ

トヨタのウィッシュの購入を検討されるなら、新車を購入する事をお勧めします。現行モデルで最終モデルと言う事になってはしまいますが、トヨタの新車なのに大幅に値引きした価格で手に入れる事が出来るからです。ハイブリッド車や新しい他社のミニバンと比べれば燃費はよくありませんが、安全性能はしっかりとしているし居住性も悪くありません。7人乗りの大きさですが取り回しも悪くなく、ミニバンなのにスポーティーな走りが出来るボディ剛性も兼ね備えています。他社との比較対象としてウィッシュを基準にミニバンを比べてみるのも良いでしょう。良くも悪くも平均的に満足することを目指している、ミニバンとしての基本が詰まっている車だからです。