居住空間の広さと汎用性の高さを兼ね備えたスズキの軽キャブバンNo.1 エブリィのスペックと中古相場を紹介

居住空間の広さと汎用性の高さを兼ね備えたスズキの軽キャブバンNo.1 エブリィのスペックと中古相場を紹介

スズキの軽キャブバン「エブリイ」の燃費は?

スズキエブリイ最新モデルは、2WD車で20.2Km/L、4WD車でも19.0Km/Lと低燃費を実現しています。エブリイには4速ATモデル、5速MTモデルと5速オートギアシフト(5AGS)というモデルがあり、中でも特徴的なのが5AGSモデルです。簡単に言うとMT操作のクラッチ・シフト操作を電子制御で行ってくれるものです。電子制御によりAT車よりもエンジンの回転数を低く抑える事によって高速走行時には静音性を実現、最適なギア制御による高い登坂性能も実現しています。しかも電子制御MT車とはいえ、AT車と同じクリープ機能もちゃんとついているので、渋滞時、車庫入れなどの微速走行もスムーズです。そして軽キャブバン初の衝突被害軽減ブレーキ(レーダーブレーキサポート)を搭載し、より安全に走行出来るようになりました。1つ前のモデルは3速ATモデルがありましたが、最新モデルでは3速モデルがなくなり、4速AT、5速AT・MT・AGSとラインナップされ、街中から高速まで用途に合わせて車を選ぶことが出来るようになりました。



スズキの軽キャブバン「エブリイ」の内装は?

スズキエブリイ最新モデルの特徴はなんといってもその積載容量です。軽キャブの中でもトップクラスの荷室の広さを誇っています。荷室長1955mm、荷室幅1385mm、荷室高1240mm、後部座席は取り外さなくても前部へ折り込むようにたためるので自転車も積む事が出来ます。もちろん後部座席を取り外してもっと広い空間を確保する事も可能です。運転席側、助手席側どちらにも乗降グリップと大きめな乗降ステップがあり、車高の高さを気にせずに乗り降りが出来るようになっています。前側座席はウォークスルーシートとなっており左右どちらにも移動しやすくなっています。前席の頭部側にはオーバーヘッドシェルフという物の出し入れがしやすいスペースが設置されており、ティッシュの箱なども楽々収納できます。ダッシュボード周辺に小物入れが少ないので、こういった工夫がされているようです。商用車として使われる事が多いのでスタイリッシュとは言い難い内装ですが、必要なものは全て無駄なくコンパクトにまとめてあるといった印象を受けます。1世代前のエブリイと比べると多少は色や形状が優しい印象になっているようです。

スズキ 軽キャブバン「エブリイ」の値引き

スズキエブリイの新車値引き額の平均は5万円から10万円となっています。商用としてのニーズが多い車種であり、本体価格の値引きはしづらいようです。値引き後の新車と中古車の比較をしてみると、新車の方は100万円以上、中古車は乗り出し総額で20万円前後と圧倒的に中古車の方が安いです。ですが、殆どのエブリイの中古車は新しい物でも走行距離が長かったり修理歴があったりと、かなり使い込まれた車両ばかりです。これから長く乗る予定で購入を検討されるのでしたら、新車の購入をお勧めしたいです。エブリイの中古車は、次の車両を購入するまでの中継ぎ的な使い方、すなわち内部をバイク搬送用などに変更するなどの目的があるのでしたら、維持費も乗り出し価格も安くメンテナンスも容易なのでうってつけの車両ではないでしょうか。なによりもエブリイなら手放す時に必ず買い手が現れます。、中古で購入しても走行できるものであれば、下取り時に評価がつくので次の車両を購入するときの助けとなるでしょう。



スズキの軽キャブバン「エブリイ」の中古相場

スズキエブリイの現行モデルの中古車相場は平均で93.5万円です。新車価格と比較すると中古車なのにあまり安い印象はしませんが、現行モデルはまだ走行距離が少なめのものばかりなのでしっかりと走る事が出来るでしょう。1つ前のモデルの中古車相場は23.6万円です。いきなり価格が落ちるので金額ばかりが目についてしまいますが、1つ前のモデルになるとほとんどの車両が10万キロ近く走っています。燃費の点でも現行モデルよりかなり落ちますし、購入後に内部部品の劣化によりメンテナンスを入れながら走らなければならない可能性も高いです。エブリイは商用として使われていた中古車が多いので、台数はかなりありますがその中で状態の良い物を見極める必要があります。信頼のおける中古車販売店やサイトの閲覧などで、実際の車両を見せてもらいながら検討するべきでしょう。

まとめ

ここまで読んで頂き、スズキのエブリイについて興味を持って頂けたでしょうか。商用車としてはもちろん、一般のご家庭のセカンドカーとしても便利に使いまわせる性能と自転車も積める積載量、そして費用の安さが一番の魅力です。全てのキャブバンに言える事ですが、ホイールベースを長く取るために前輪が運転者の座席下に掛かる為、少しだけハンドリングの癖になれる必要がありますが、車体は小さいので難しくはありません。新型のAGSシステムには賛否がありますが、適切なギア比を機械が選んでくれる上にクラッチ操作もないので、燃費の良さに気付いたユーザーからはこれからもっとたくさんの指示を得るでしょう。沢山乗せて沢山走れる、小さいけれど大きく使えるスズキのエブリイをぜひご検討下さい。