低燃費×車内広々×ユニークデザイン！スズキの軽トールワゴン 根強い人気を誇るMRワゴン

スズキMRワゴンの燃費を徹底検証

まず最初に、MRワゴンの燃費をチェックしていきたいと思います。2013年に一部改良を施した事に伴い、NA・2WD車においてシリーズ最高の30.0km/Lという低燃費を達成しました。これは、スズキ独自のエネチャージ、アイドリングストップ機能、エコクール等が導入された結果となっています。一方でエンジンは、長年親しまれてきたK6A型からR06A型に変更され、減速してから再び加速するのに多少時間がかかるという難点はあるものの、中低速のスピードにおいて燃費と出力の向上に貢献しています。

乗車の快適さがポイントとなるMRワゴンの内装は

MRワゴンの内装にはどのような特徴があるのでしょうか、次に見ていきましょう。歴代MRワゴンに比べてホイールベースが65mm拡大。その結果、MRワゴンのみならずスズキの他の軽自動車を含めても、最も長い2425mmとなりました。その結果より広々とした車内空間が確保されています。内部インテリアは、ダッシュボードが広すぎて無駄なスペースを取っていたり、エアコンの近くにドリンクホルダーがあるなど、若干の改善点はあるものの、贅沢感を味わえるシート周りやより多くの荷物が積み込めるなど、快適なドライブを約束してくれます。

スズキMRワゴンの値引き額はどれくらいか

生産が終了しても根強い人気を誇るMRワゴンですが、新車として買う場合の値引き額はどれくらいになるか、検証します。2011年発売の3代目モデルが対象となりますが、現在の相場と照らし合わせると、おおむね9万円から15万円の値引きが可能となっています。新車価格は130万ほどなので、110万円半ばくらいでの購入が可能となってくる計算です。中古車価格の平均は70万円くらいとなっており、どちらのタイプを買うかは、中古車の状態によりけり、となります。

スズキワゴンRの中古相場を紹介

最後に、MRワゴンの中古車相場はどれくらいになっているのか、検証していきます。平均価格は70万ほどですが、安いものだと40万円、高いものだと100万円近くかかるものもあり値段にバラツキがあるので、状態を実際に自分の目で見極める必要がありそうです。一方で2006年に発売された2代目は平均30万円程度となっていますが、こちらは発売から10年以上たっていることもあり、走行距離が10万kmに迫っているものも多く、3代目よりさらに注意深く状態を確かめなければならないでしょう。

まとめ

今回はスズキMRワゴンの特徴を様々な角度から検証してきました。同車は2016年に販売が終了しても中古車市場で依然高い人気を誇っています。ターゲットを若者層に絞り込み、モデルチェンジを重ねながらも良さを失うことなく、着実な進化を遂げてきたのです。スズキが独自で開発した様々なテクノロジーによる低燃費化の実現、やや欠点はあるものの広々とした室内スペースの確保、そして荷物の多くの積み込みを可能とすることによって、より快適なドライブライフが保証されました。購入の際に気になる値段の推移も見逃せません。特に中古車価格においてはかなりバラツキがあり、実際にカーディーラーに赴いてより詳細な車の状態を検討する必要がありますが、そうした手間を惜しむ事なく実行すれば、必ずやお得な買い物ができることでしょう。