年代ごとの自動車保険の相場を解説 車両保険の有無別に紹介

年代ごとの自動車保険の相場を解説 車両保険の有無別に紹介

自動車保険料は何で決まる?いくつかの基準を紹介

等級・車両価格・年齢・車両保険の有無が基準
自動車保険料が決定される基準はいくつかあります。具体的には、等級・車両保険の有無・年齢・車両価格などです。等級とは、その人のドライバーとしてのランクのようなものですが、優良ドライバーほど等級が高く、逆に違反が多いと等級は下がっていきます。
このページでは年代ごとに自動車保険料の相場を紹介していきますが、等級と車両価格は平均値を基準にします。また車両保険とは、人に対する損害だけでなく、車両への損害も補償する保険です。年代ごとの自動車保険料を車両保険の有無ごとに紹介するのでぜひ参考にしてください。

10代後半の保険料は高め!免許取り立てで事故率が高いから

10代後半の年間保険料(車両保険有)108,000円 (車両保険無)68,000円
普通自動車免許の取得可能年齢は18歳からなので、10代後半の人は誰しも普通自動車免許を取得してから1、2年しか経っていません。なかには取得してからまだ数カ月の人もいるでしょう。
多くの人は安全運転を心掛けていますが、それでも慣れない運転なので事故が起こりがちです。事故が起こると会社からすればお金が掛かるので、事故率が高い年代は保険料が高くなっています。ちなみに、年代ごとの事故率は統計データから計算しています。

20代の保険料は前半と後半で大きく異なる! 20代後半で安くなる

20代前半の年間保険料(車両保険有)87,000円 (車両保険無)62,000円
20代後半の年間保険料(車両保険有)70,000円 (車両保険無)49,000円
20代は前半と後半で大きく保険料が異なります。保険料の見直しは5歳ごとに行われるのが一般的なので、20歳、25歳を境目に保険料が大幅に変わります。20代は多くの人が働き始めたり一人暮らしを始めたりでお金がないかもしれません。そのため、保険料が負担になるので車両保険を外す人も多いです。しかし年間25,000円程度の差で車両が補償されるので、車両保険も付けることをおすすめします。

30代の保険料も後半の方が安くなる 30代後半は全年齢中最安値

30代前半の年間保険料(車両保険有)65,000円 (車両保険無)46,000円
30代後半の年間保険料(車両保険有)60,000円 (車両保険無)42,000円
30代はすでに運転に慣れている人が多く、もっとも事故を起こしにくい年代です。また、持病で運転に支障が出てしまうようなケースも比較的少ない年代です。そのため保険料が安いのですが、それも30代後半がピークになります。30代は保険料が基本的には安いですが、等級が低かったりすると保険料が跳ね上がります。20代の頃の運転状況が30代の保険料に影響をもたらします。

40代以降は保険料が上がっていく 30代がピークだった

40代の年間保険料(車両保険有)62,000円 (車両保険無)44,000円
40代以降は30代よりも保険料が上がります。単純に事故率が上がるから保険料が高くなっているのですが、事故率が上がっている原因にはいくつか指摘されています。まずは運転に慣れ過ぎて注意が散漫になることが挙げられます。40代だと10年~20年程度運転経験を持つ人が多いので、ある意味危機感が薄れます。それが事故につながることもあるのです。また、持病の影響で運転中に発作が起き、それが事故につながるようなケースもあります。50代以降は40代で起こった注意力や持病の問題がより大きくなるので、保険料がより高くなります。

まとめ