外車を教習車にしている自動車教習所で免許を取ってみよう
- 2017.10.10
- エンタメ

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免許を取得する際に外車に乗れる教習所
自動車教習所で免許の取得に際して運転する車は、トヨタのコンフォートを始めとして、マツダのアクセラ、それにプリウスやアリオンなどといったものが一般的ですよね。現在免許を取得している人の大部分はこの車種を運転したことでしょう。
特にコンフォートの開発経緯は、教習車やタクシーとして利用するためのようです。外観よりも実質的な汎用性の方を重視しているために、高い車高と運転に差し当たっての視認性の良さを実現しているほか、車としてはベーシックな造りとなっていることが特徴の車です。
このようなコンフォートやアクセラなどの国産車が教習車として一般的に用いられているのですが、現在ではメルセデスベンツやBMWなどの外車が教習車として利用できる教習所もあるのです。ベンツといっても運転は何ら特別難しいものではなく、安全性や乗り心地についても相当たるものなのですよ。外車を教習車として利用できるのであれば、免許取得に際してモチベーションを高めることになり得るでしょうね。
外車を運転する場合に特別な免許は必要ない
外車であっても、一般的な免許である第一種普通自動車免許さえあれば、日本国内において運転可能です。
総重量や乗車定員によれば、この限りではないのですが、眼鏡をかけていないなど、道路交通法違反や条件違反を含め何らかの条件に違反していない限り外車であっても乗車できるのです。当然ながら、外車を運転する際に新たに免許を取得する必要性はありません。
外車の教習車とはどのようなもの?
外車を教習車として利用する際には、高速道路での講習に当たって、走行に高い安定性を保てることがメリットです。
ただ、外車のウインカーレバーは国産の車とは異なり、左側についていることが通常ですから、運転する際に戸惑うことと思われます。ワイパーもハンドルの右側に設置されています。
他方、ペダル類についても国産車と外車とでは踏み込んだ際の重量が異なってくる場合もあります。よって、モチベーションの維持という点や高速道路での安定性や堅牢性はメリットではあるのですが、国産車との差異に留意して教習所を選択するとよいでしょうね。
なぜ外車のウインカーレバーは左なのか
外車のなかには日本の仕様に合わせて右ハンドルとしているものもあるのですが、ウインカーレバーは右側に設置されていることが通常です。この理由は、国際的な規定に則っているからなのであって、左ハンドルであろうとも右ハンドルであろうとも、国際的な基準であるISOによればウインカーレバーは左側に設置しなければなりません。
しかし、日本車のウインカーは概ね右側ですよね?この点については、日本国内の規格であるJISに基づいているからなのです。国産車の場合であれば、国際基準のISOよりも国内規格であるJISのほうを優先させています。他方、外車の場合であれば、日本国内に輸入され右ハンドルとなることにより日本の仕様に合わせていても、ISOに準拠しているというわけなのです。
海外ではランボルギーニを教習車として利用できるところも
海外では、ランボルギーニを教習車として利用できる教習所もあるようです。北米に所在する「ランボルギーニ・アカデミア」は、ランボルギーニ専門の自動車教習所であり、価格がおよそ3000万円相当するウラカンLP610-4を教習車として利用できるのです。
外車を利用可能な日本の教習所でも、外車を運転することができることを除いては特別な点は特には設けられていないのですが、ランボルギーニ・アカデミアで教習を修了したあかつきには、「ランボルギーニ スクアドラコルセ」と称する証明書までもが発行されるのですよ。
費用についても格別で、日本円にして50万円ほどかかってしまいますが、これには宿泊費用や食費を始め、ランボルギーニを走行させるための費用、そして、プレゼントの費用までもが入っているというのです。しかも、教習車は高級車のなかの高級車であるランボルギーニなのですから、これを利用できるだけでも破格といわざるを得ないでしょうね。
2017年時点では、ランボルギーニ・アカデミアは北米のみにしか所在しないのですが、いずれは日本でも設置してもらいたいものですね。
まとめ
日本国内では、国産車を教習車として採用している場合が圧倒的なのですが、外車を採用しているところも増えてきています。
モチベーションの維持という点や高速道路での安定性や堅牢性がメリットではあるものの、国産車との差異に留意して外車を運転できる教習所を選択するとよいでしょうね。
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