苦手な駐車を克服する運転のコツ バック駐車も縦列駐車も今日からはもう怖くない

苦手な駐車を克服する運転のコツ バック駐車も縦列駐車も今日からはもう怖くない

バック駐車はピボット位置と車の角度ですべて解決

バック駐車を苦手とする人は多く、運転が苦手な人のほとんどはバック駐車が苦手と言っても過言ではないでしょう。そして、バック駐車が苦手な人はだいたい同じ個所でミスをしています。
それは、バックした際の内側の後輪がピボット位置から離れていることと、駐車スペースに車を入れる際の角度が直角に近いことです。ピボット位置にしっかり後輪が来ていて、車体の角度が45度以上ついていれば、あとはハンドルを切った状態でバックしていき、車体が駐車スペースに水平に入ったらハンドルを戻すだけです。では、そもそもなぜこのような問題が起こるのかを解説していきます。


直角に近い・ピボット位置から後輪が離れる問題はなぜ起こる?

車をバック駐車する際は、駐車スペースに入れる前の車体の位置で8割以上は決まると思って間違いありません。バック駐車のスタートポジションで重要なのは、駐車スペースまでの距離と、角度です。
よくある失敗は、車が駐車スペースから離れすぎている、角度が直角に近い、という2点。駐車スペースから離れれば離れるほど、バックでの調整が難しくなりますし、角度を付けるために何度も切り返す必要が出てきます。
また、スタートポジションでの角度が浅くても切り返しの回数が増えます。そのため、最初に駐車スペースを通り過ぎる前にしっかりハンドルを切っておき、早めに車を止めます。そうすると、駐車スペースの近くに水平に近い角度で車を付けることができ、あとのハンドル操作が楽ですよ。

縦列駐車は運転が苦手な人にとっては最恐 でも大丈夫

バック駐車よりもさらに難しいのが縦列駐車。スペースが一定でない上にハンドルを切り返す回数が多いので、バック駐車よりも失敗しがちです。
また、バック駐車に比べて縦列駐車はやる機会が少ないので、たまにやるとうまくいかなくなります。
こういったことから縦列駐車は難しいと思われがちですが、実は難しいのはハンドルを切るタイミングだけです。バック駐車はバックギアを入れる前のスタートポジションが難しいですが、縦列駐車の場合止めるスペースの前の車に平行に車を付けたところからバックギアを入れるので、迷うことはありません。


縦列駐車でハンドルを切るタイミングをつかむ これさえできれば簡単

縦列駐車はハンドルを切る、真っすぐ戻す、反対に切る、という三つの動作のタイミングさえつかめば実は簡単。まず最初にハンドルを切るタイミングは、駐車スペースに車体の後ろ側が掛かったタイミングです。そのままハンドルをフルに切ってバックしていき、駐車スペースの後ろ奥の角と車体が一直線になるタイミングでハンドルを戻します。
そして、車道側の後輪が駐車スペースに入ったタイミングでハンドルを最初に切ったのと逆の向きにフルに切ります。以上でばっちりですよ。最初は機械的にやっていけば良いですし、慣れてくると感覚的にタイミングがつかめてきます。

まとめ

運転が苦手な人が特に苦手とする駐車のコツを紹介してきました。バック駐車や縦列駐車が嫌で運転を避ける、もしくは行く場所を制限している人もいるかもしれません。
しかし、正しい方法を知っていれば上達していきます。運転は慣れとよく言われますが、たしかにそうかもしれません。慣れることはもちろん重要ですが、正しい方法を押さえた上で練習し、その動作を慣らしていった方が当然上達は早いですし、最終的に安全運転が身に付きます。
駐車は特に効率的でない方法でやっているのをよく見かけますが、ぜひこの機会に正しい方法を習得し、効率的かつ安全に運転してください。