【Vol.1】東京モーターショー2017　所感と見どころ【TOYOTA・DAIHATSU】

ついに開幕した自動車の祭典、
東京モーターショー2017

プレスデー初日に筆者が会場をまわり、プレスブリーフィングを聞きながら思ったことや、今回の見どころを整理したいと思う。
今回は主に国産メーカーのみの所感としている点は、ご容赦願いたい。また、メーカー数も多い為、4回に分けて掲載をしたい。

東京モーターショー2017の所感

昨今ニュースでも言われているように、「電気自動車」への各メーカーの注力が色濃く出ていた。特に日産・三菱自動車は極端ともいえるほど電気自動車の出典数が多かったのが印象的だった。一方で自社の特徴を先鋭化させるメーカーもあれば、技術提供などを受けて幅広く広げていこうと考えるメーカーもあり各社の試行錯誤がうかがえる。

東京モーターショー2017　各メーカーの見どころ

順番は筆者が回った順であるが、会場の設営的にこの順番で回るとスムーズだと思う。

西1ホール

①ダイハツ（DAIHATSU)

軽自動車のダイハツという印象が強かったが、今回のモーターショーではクーペやSUVなどのラインナップが紹介された。下記の2台は実際に会場に展示されていた「DN MULTISIX」「DN TREC」の2台である。

「DN MULTISIX」

「DN TREC」

ダイハツは新しい戦略をDNGAと呼称し、頭2文字を取ったDNブランドを展開していくとのことだ。攻めるダイハツには好感が持てる。とくに紹介した2台のSUVタイプの車はダイハツらしからぬデザイン（失礼）であり大きな魅力を感じた。
気になるのはこれらの価格帯だが、どの程度まで企業努力をするかによっては今後の命運を分けるのではないだろうか。

「DN　U-SPACE」

西1ホール

②トヨタ（TOYOTA)

ラインナップの豊富さが強みと言えるTOYOTAは、今年も色とりどりの車を出展していた。
特に、個人的に注目していた「TJクルーザー（TJ CROUSER）」が展示されていてマジマジと見てしまった。

「TJクルーザー（TJ CROUSER）」

公開されていた写真や画像からは想像がつかなかったこともあるが、「想像以上にコンパクトなサイズ」だったのが少々残念であった。道路や駐車場が狭い日本の市場を見込んでのことだったのかもしれないが、もう少し大型化しても良かったのでは・・・という印象はある。ただ、ミニバンとSUVを合体させるというコンセプト自体は良いと思うので今後の売れ行きには注目をしたい。

「TJクルーザ(TJ CRUISER)」

展示されていたなかでも注目の1台と言えるのが「CROWN CONCEPT(クラウン　コンセプト）」である。

「CROWN CONCEPT(クラウン　コンセプト）」

既存のデザインを踏襲しつつも「にんまり」笑うようなフロントデザインに安心感がある。車内の空間も広く、高級感のある内装も組み合わされたことでクラウンの名に恥じない進化と言えるのではないだろうか。

「クラウンコンセプト（CROWN　CONCEPT）」

個人的に欲しいと思ったのは「HV Sports」である。

「HV Sports」

コンセプトモデルながらそのデザインはカッコイイの一言。
写真を撮影し忘れたのだが、コックピットに多数のディスプレイがあり、その中の一つがブースト計のデジタルディスプレイになっていて「スポーツカー！」をトヨタらしく表現していると言えるのではないだろうか。

「HV Sports」

ちなみに、ニュースなどでも取り上げられていたがトヨタらしいこういう車もほっこりして個人的には好きである。

まとめ

ダイハツのラインナップ拡大と、発表された車には大きな魅力を感じるが、SUVやクーペなど競合他社が幅を聞かせる戦場でどうやって戦うかは気になるところである。トヨタに関しては手堅いラインナップの一方で、新しい技術利用によるチャレンジングな試みがどのような形を遂げるかという点に注目したいところだ。

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※下記は次号を予定しています。

東4～6→3ホール
③レクサス（LEXUS）
④三菱自動車（MITSUBISHI MOTORS)
⑤日産（NISSAN)
⑥スバル（SUBARU)
⑦マツダ（mazda）

東7ホール
⑧ホンダ（HONDA）
⑨スズキ（SUZUKI)

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担当ライター：自動車大好きおじさんK
車の専門家というわけではなく「車に詳しい街のおじさんLV」
専門用語を極力使わず、多くの人に車の魅力を伝えたいと思っている。
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