車のコーティングってどれがいいの?コーティングのタイプや施工方法をご紹介!
- 2017.11.27
- 車の知識

車のコーティングとは?どんなタイプがあるの?
自分の愛車をできるだけ簡単に、きれいに保ちたい・・・車を持っている方の多くがそう思っていることでしょう。かつて、車をきれいに保ちたいときの定番の方法は、ワックスがけでした。しかし、ワックスは定着力が弱く、雨や洗車によって流れ落ちてしまうため、洗車のたびにワックスがけをしなければ、ボディの光沢やツヤを維持することは困難でした。
そこで登場してきたのがコーティングです。2017年現在、主流になっているのは「ポリマーコーティング」と「ガラスコーティング」の2種類となっています。ポリマーコーティングとガラスコーティングはコーティングに使われる材料や、施工にかかる費用も異なります。詳しく見ていきましょう。
低価格が魅力!ポリマーコーティングのメリットをご紹介
ガソリンスタンドやテレビCMでもおなじみなのが、こちらのポリマーコーティングではないでしょうか。ポリマーコーティングに使われる素材は、主にフッ素やシリコンなどです。効果の持続期間は、1ヶ月程度のワックスに比べて長く、3ヶ月程度効果を保つことができます。
ポリマーコーティングは、後述するガラスコーティングに比べて保護層が柔らかいため、洗車なしでツヤを維持するということは難しいですが、ワックスに比べると長期間に渡って効果を維持できますし、撥水作用による汚れ防止効果も期待できます。
また、ガラスコーティングに比べて施工にかかる費用も安く、施工にかかる期間も少ないのが特徴です。車を預ける時間があまりない方には、こちらの方法がおすすめです。
効果が長持ち!ガラスコーティングのメリットをご紹介
ポリマーコーティングよりも高価ではありますが、「車をきれいに保ちたい」という目的を叶える一番の方法が、このガラスコーティングです。ガラス被膜をボディの表面に形成し、その硬く強固な保護層の持続期間は1年以上となります。
ガラスコーティングの保護層はボディを傷から守り、また汚れを付着しにくくする効果があります。また、この効果のおかげで、水洗いだけでも簡単に汚れが落ちるようになります。ただし、ガラスコーティングをしたからといって、洗車をあまりしなくても大丈夫ということではありません。
洗車をしないと、水垢やウォータースポットと呼ばれる雨ジミ、鉄粉の付着はどうしても避けられません。ただしガラスコーティングをしていれば、こうした水垢やウォータースポットは、ポリマーコーティングやワックスがけをした車よりも付きにくくなります。
デメリットは、施工にかかる費用が高額なことと、施工にかかる期間が長いことです。
コーティングは自分でもできる?それとも業者に頼むべき?
ガラスコーティングにしろ、ポリマーコーティングにしろ、特に気を付けたいのは下地の処理とホコリの付着です。この2点において、満足できる環境を用意できる方は少ないのではないでしょうか。下地の処理についてはプロとの差が大きく出るところですし、コーティング剤の乾燥期間にホコリが付かないようにするには、空調付きのガレージを用意できないと難しいでしょう。
ただし、業者に頼むとそれなりの費用がかかります。特にガラスコーティングで専門の業者に頼むとなると、10万円前後が相場になります。高価ではありますが、仕上がりの質は高く、ガラスコーティングの保証期間が3年や5年という業者もあるので、ポリマーコーティングを3ヶ月に1度施工し続けるよりは安く済ませることができます。
まとめ
以上、コーティングの種類とそれぞれのメリットやデメリットをご紹介してきました。様々なマイナス要因があったとしても、自分でコーティングした方が愛車に対しての愛着が深まった!という方もいらっしゃいますし、万人に対して「これがベスト!」という方法は存在しないのが現実です。
予算や車の預かり期間、普段からどれくらい洗車するのか、愛車をどのくらいきれいに保ちたいのか、ということをよく考えて、バランスの取れたコーティングと施工方法を選択してください。せっかくお金をかけて愛車をお手入れするのですから、ぜひ後悔のないよう、じっくりと考えて検討してみてくださいね!