車の免許の取り方とは? 注意すべき点や流れもまとめて解説します!

車の免許の取り方とは? 注意すべき点や流れもまとめて解説します!

免許を取る前に知っておきたいこととは?

まずは基礎知識として免許の種類についておさらいしましょう。自動車免許には色々な種類があります。普通自動車免許、準中型免許、中型免許、大型免許、大型特殊免許などがあります。みなさんは普通自動車免許を取ろうとしている人が多いのではないでしょうか。ここで注意が一つ必要です。2017年3月12日に法律が改正され、普通自動車免許で運転できる車が変わりました。車両総重量は5トン未満から2トン未満に、最大積載量は3トンから2トンに減ってしまったのです。これから取得する人は、よく引っ越しなどで使われる2トントラックが運転できないので注意が必要です。さて、ここでは普通免許の取得について解説していきたいと思います。車の免許を取ろうとしているみなさん、「近くに教習所があるから通おう」「友達に合宿免許を誘われたから行こうかな」と簡単に決めていませんか? 免許を取る前には費用のこと、教習所のこと、合宿と通学の違いなど知っておくべきことがいくつかあります。それではさっそく紹介していきます。



メリットは? デメリットは? 合宿と通学の違い

免許がほしいとき、まずは合宿か通学か検討する方が多いのではないでしょうか。合宿・通学にはそれぞれメリットがあります。合宿のメリットは通学に比べて値段が安いことが多いことです。宿泊費や現地までの交通費込みの値段でも、通学の値段を下回ることがほとんどです。合宿のもう一つの大きなメリットは、短期間で免許が取れることです。だいたい2~3週間でとれる場合が多いです。一方、通学のメリットですが、まとまった時間がない方に向いているのはもちろんですが、もう一つあります。それは、地元の道路で教習できることです。都市部の自動車学校なら、運転が難しい都心の道路などで教習でき、免許を取った後に大きく役立ちます。合宿免許の教習は交通量の少ないエリアが多いため、免許を取って都市部を運転するときに苦労することがよくあります。以上を頭に入れて、合宿か通学を選んではいかがでしょうか。

自動車学校では何をするの? 免許を取るまでの流れ

合宿・通学にかかわらず、どの学校に入っても基本的な流れは同じです。ざっくり流れを紹介します。まずは第1段階(学科・技能)の講習があり、それが終わると仮免許試験(学科・技能)です。これに合格すると第2段階(学科・技能)。ここでは路上教習もあり「運転って楽しい!」と感じる人もいれば、「運転ってこわい…」と早くも運転の危険性を体感する人もいます。第2段階が終わると卒業検定と路上検定で、合格すると見事卒業です。そして最後の関門が、運転免許センター・試験場での学科試験です。合格ラインは100点満点の90点と高め! しっかり勉強して臨むべきですね。



目指せゴールド! 免許を取ったらすべきこと

免許を取ったら、そのままずっと持ち続けるわけではありません。免許の更新が必要です。新規に免許を取得した人は、3年後に更新となります。それ以降は3年または5年後の更新です。5年後の更新になる条件は「過去5年間無違反、または3点以下の違反が1回だけあった」場合です。「1点以上の違反が2回以上あったか、6点以上の違反があった」場合は、3年後の更新となります。気になるのは免許の色ですが、新規に免許を取った時は「若草色」、過去5年間無違反で、危険運転致死傷罪等を犯したことがない人は晴れて「ゴールド」に! それ以外の人は「青色」です。なお70歳以上の人は別途定められていますのでご注意を。

まとめ

免許の取得について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
・これから普通免許を取る場合、運転できるのは最大積載量2トン以下の車。
・合宿免許には比較的安い、短期間で取れるといったメリットがあること。
・通学なら、都市部の方は交通量の多い道など地元の道路で教習できること。
・運転免許センター・試験場での学科試験の合格ラインは90点と高めなこと。
・免許取得後も更新が必要なこと。
こういった点を押さえて、いつどこでどのように免許を取るか検討してみてください。いずれにしても、安全運転のできる優良なドライバーになることが大切です。教習中もそれを頭に入れておくと、より意義のあるものになるのではないでしょうか。