車に付いているギアって何? ギアの仕組み、役割、使い方まで一挙解説!
- 2017.12.01
- 車の知識

ギアって何? ギアの基本的な知識をご紹介!
よく「ギアチェンジ」とか「ギアを上げる」と言われますが、「ギアって何?」という方も多いのではないでしょうか。マニュアル車の免許を持っている方からは「そんなの知ってるよ!」という声が聞こえてきそうですが、ここ最近はオートマ限定の免許を取る方が多いですよね。そういった方は「ギア」について意外と知らないようです。それではさっそくギアについて解説をはじめます。エンジンの動力は、エンジン側の歯車を通して車輪側に伝えられます。この歯車が「ギア」です。伝えられた力によって、車輪が回っていきます。
どうしてギアを変えるの? それぞれのギア意味について!
ではギアはどんな仕組みなのでしょうか? 自転車を見てみるとわかりやすいです。ギア付きの自転車には手元にレバーが付いていて、ギアチェンジをしますよね。走り出しは1速、そして徐々に2速、3速と上げていきます。このとき何が起こっているのでしょうか? 1速だと軽くペダルをこげますが、なかなか進まないですよね。一方、3速で走り出すとペダルが重くてこぎづらいですが、スピードが出ているときはどんどん速く進めます。どういう仕組みかというと、1速のギアは小さな歯車でできているため軽くこげますが、3速のギアは大きな歯車でできていて歯がたくさんあります。そのため歯車が1回転するとたくさんの歯によってチェーンをたくさん回せて、速く走ることができます。自動車のギアも同じ原理です。
オートマ車にはギアはあるのか? 素朴な疑問にお答え!
先ほど少し触れた通り、自動車にはオートマ車とマニュアル車があります。マニュアル車の方はギアについてお分かりと思いますので、ここではオートマ車について解説します。オートマ車は自分ではギアチェンジをしませんが、じつは機械が自動的にしてくれています。自転車と同じように、はじめは1速、次に2速…といった感じです。オートマ車を運転していて、スピードを上げていくとガクンと小さな振動を感じることはありませんか? それはおそらくギアチェンジによる振動です。ちなみに最近ではCVTと呼ばれる車が増えています。「無段変速機」または「連続可変トランスミッション」という動力伝達方式ですが、従来のギアのように複数枚あるのではなく、ギア自体の大きさを変えることでギアチェンジと同じような働きをするものです。CVTには燃費が良いなどの特長があります。
ギアの使い方は? オートマ車のシフトチェンジについても解説!
まずはマニュアル車の場合です。ギアチェンジをするときは、アクセルとブレーキの間にあるクラッチペダルを踏みます。それにより一旦歯車が外れますので、その間に手元のシフトレバーでギアチェンジします。オートマ車の方も、この原理を知っておくと役に立つかもしれませんね。次にオートマ車です。基本的に運転するときは「D」にシフトレバーを入れますよね。それが全てではありますが、もしシフトに「D(ドライブ)」「N(ニュートラル)」「R(バック)」「P(パーキング)」のほか「1(1速)」「2(速)」があれば、長い山道などを下るときはエンジンブレーキを利用すると良いでしょう。「1」や「2」にシフトチェンジすることでエンジンブレーキが作動し、エンジンペダルによる過剰なブレーキが避けられます。
まとめ
ギアについて解説してきましたが、いかがでしたか?
・ギアとは歯車のこと。
・ギアには1速、2速…と大きさの違う歯車があること
・1速は走り出しで使い、加速するにつれて2速、3速…とギアを上げていくこと。
・オートマ車でもギアチェンジされていること。
・最近ではCVT車が多くなっていること。
・エンジンブレーキを効果的に使用すると良いこと
などをご紹介しました。「私はオートマだから関係ない!」と言わず、ギアのことを知っておけば運転がもっと楽しくなるかもしれません。これからもぜひ興味をもってはいかがでしょうか。