車のヘッドライトが黄ばんでしまった 黄ばみやくもりを取る方法

車のヘッドライトが黄ばんでしまった 黄ばみやくもりを取る方法

ヘッドライドが黄ばむ原因とは?

外車や昔の車の場合には、ガラス製のヘッドライトが多く用いられていますが、一般的な車はポリカーボネートでできてきます。これは樹脂を素材としていて、安全で軽量、かつデザイン性に優れているメリットがあります。
しかしガラスでは発生しない、黄ばみという問題がポリカーボネート製のヘッドライトには生じます。これは紫外線で樹脂製のヘッドライトが劣化してしまうことが原因で、劣化して発生した傷は黄ばみをさらに促進させます。
一度傷ができてしまうと、その傷に汚れが入り込み、さらにヘッドライトの熱で焼き付けられ簡単に落とせない黄ばみに変化してしまうという悪循環になるのです。


ヘッドライト用のクリーナーで研磨する方法

カーアクセサリショップなどでヘッドライト用のクリーナーが販売されているので、それを使えば簡単に落ちない黄ばみもきれいに取れます。まずは洗車をしてヘッドライトの汚れを落としていきます。その後ベースクリーナーで黄ばみが無くなるまで磨いていきます。
黄ばみが見えなくなるまで、磨き終わったら、コーティング剤をスポンジに染み込ませて、薄く塗っていきます。 軽く乾かした後に、きれいなスポンジ面で軽くならしていきます。
10分ほどの作業ですが、見違えるようにきれいになり、効果は6か月ほど持続します。半年に1回ほどの作業をすると、クリアなヘッドライトを維持できます。洗車をする際に、軽くコーティングするなどしておくのも良いかもしれませんね。

コンパウンドで徹底的に磨く方法

ヘッドライト用のクリーナーでも、思っている以上に黄ばみを取る事ができます。しかし、もっとこだわって、ヘッドライトをピカピカにしたい、クリアな状態を長持ちさせたい方もおられます。コンパウンドで磨くときれいなヘッドライトになるので、クリーナーを使うよりもお勧めです。
この方法では、耐水ペーパーで荒いものから順に、番数が大きい細かいものを使って研磨していきます。耐水ペーパーでの研磨が終了すれば、コンパウンドで磨いていきます。コンパウンドも使い分けるとよりピカピカになっていきますよ。
コンパウンドでの磨きが完了したら、コーティングするのを忘れないようにしましょう。ウレタンスプレーなどを使えば、効果が長持ちするので、マスキングをしてウレタンクリアで塗装するのがお勧めです。


有機溶剤の使用に十分注意!

ヘッドライトをきれいに、簡単にクリアな状態にする方法として、エタノールなどの有機溶剤を使う方法を紹介している場合もあります。しかし、これはヘッドライトの樹脂を傷める原因になります。
溶剤が原因でヘッドライトが溶けていくと、白く濁ってしまったり、最悪の場合にはヘッドライトが割れてしまったりすることもありますので避けた方がいいでしょう。有機溶剤は樹脂には使っていけません。
簡単で、お金もかからない手軽な方法に見えたとしても、最適な方法で黄ばみを取る方が確実で効果が長持ちします。結果としてコスパも良い方法ですので、正しい方法で愛車のメンテナンスをしましょう。

まとめ

簡単にヘッドライトの黄ばみをきれいにする方法と、徹底的にきれいにする方法を紹介しました。どちらも見違えるほど、ヘッドライトの黄ばみが取れるので、夜の運転がしやすくなる効果が期待できます。黄ばみを放置していると、前面を照らす光量が足りなくなり、運転がしにくくなります。定期的な洗車とメンテナンスで、クリアな状態を保ちましょう
洗車をした際には、クリアーコートを塗るのを忘れないようにしましょう。雨風にさらされていると効果が落ちますので、定期的に塗り重ねます。コンパウンドで磨く方法は、手間が少しかかりますが、ウレタンスプレーで表面を保護すると、驚くほど効果が長持ちします。黄ばんでいるヘッドライトだと、たとえボディがきれいでも引き締まりません。少し多めに手間をかけて、愛車をきれいな状態に保ちたいですね。