車の重さによって費用が変わる重量税 いつどのくらいの費用を払っているの?

車の重さによって費用が変わる重量税 いつどのくらいの費用を払っているの?

自動車重量税は新車購入時や車検時の税金

車に関わる税金はたくさんあるので、何がどう違うのか理解しにくいと感じることはありませんか?車を所有していると払う必要がある税金の一つに自動車重量税というものがあり、これは車の重さによって値段が変わる税金です。
新車を購入したタイミングや車検の時に、車検の有効期限分をまとめて支払う必要があります。軽自動車の重量税は一定ですが、普通自動車は0.5トンごとに税金の額が増えていきます。
自動車重量税は、納付書に自動車重量税印紙を貼りつけて納付します。業者に代行してもらうのであれば、関係が無いかもしれませんが、ユーザー車検の場合には自動車検査登録所で納付しなければなりません。


公道を走るのであれば納税義務が生じる

元々重い自動車は道路を痛めるので、その補填にかかる費用を補う目的で、自動車重量税は徴収されるようになりました。自動車を所有しているだけでは納付義務はないのですが、車検を受けるときには絶対に払う必要がある税金です。公道を走る車には納付義務が生じる事になります。
以前は道路特定財源になっていましたが、一般財源に変わったので根拠ははっきりしていません。しかし依然として、自動車の所有者には納税義務があります。
初回登録年度から年数が経過し、13年を経過すると増額し、18年を超えるとさらに増額されるので注意が必要です。

エコカーの場合には大幅に減税される

環境性能が優れたエコカーには優遇措置が用意されており、燃費基準によって4段階に分けて減額されていきます。減税される幅は最低が25パーセントからで、最高で免税にもなります。燃費の良い車は環境に優しいので、購入を促進する目的で行われている措置です。
エコカーを新車購入する際はもちろんですが、中古車を購入した際でも基準値を満たしていればエコカー減税される可能性があります。減税される基準値は、どの年度の燃費基準に達しているのかによって異なりますので、愛車がどの程度減税されるのか一度確認してみましょう。減税される事によって維持費が安くなる車を見つけることができる可能性があります。


廃車にした時には還付申請を行うのを忘れずに

自動車重量税は車検を受けないのであれば、支払い義務が生じない税金です。公道を走る車にかかっている税金なので、車検が残っている段階で廃車にした場合、還付申請を行えます。
車検が1か月以上残っている場合には、還付されますので忘れずに申請を行いましょう。ちなみにこれは廃車にする場合で、海外輸出や一時使用停止の場合の廃車手続きには適用されません。
リサイクル法に基づいた解体処理を行う場合に、この還付が受けられる事を覚えておき、車の乗り換えの際には忘れずに申請しておくと良いでしょう。

まとめ

車の税金はややこしいですが、重量税がどのような物か理解できましたか?車の重さによって変わる重量税は、車の維持費を考慮する際に考えておきたい法的費用です。購入を計画している車が、もしくは所有している車がどのくらいの税金を払っているか計算してみると良いですね。
エコカーであれば大きく減税される制度もありますので、環境性能が良い車であれば、税金の負担が少ないことも覚えておきましょう。毎回の車検を業者に代行してもらっていると、どのような税金を払っているのか分からない事もあります。ですが、こうして税金について理解しておくと、車を購入する際にエコカーを選ぼうかと考える方もいるのではないでしょうか。
エコカーは燃費が良いので、毎月の燃料代の節約にもなりますが、購入時や車検の際の税金負担も少なくなる、環境にも財布にも優しい車なのが良く分かりますね。重量税は環境性能に応じて減税されるので、車の維持が予想以上に楽になることもあります。車を購入する際には、毎年の税金の事も考慮に入れて車選びをしていきましょう。