ミニバイクの人気は健在!そのでっかい存在感をご紹介!

ミニバイクの人気は健在!そのでっかい存在感をご紹介!

ミニバイクとは?その定義と種類について解説

そもそも、ミニバイクには何ccから何ccなどといった定義はありません。この記事では、50cc以下の原動付自転車(以下、原付)から125ccクラスを指すものとしてミニバイクという言葉を用います。
そして、そのミニバイクにはスクーターを始めとするオートマチック車(以下、AT車)からマニュアルミッション車(以下、MT車) まで様々な種類があります。MT原付をゼロハンと呼ぶこともあり、ゼロハンのカスタムやレースに熱狂するエンスージアストもたくさんいます。中には、大型バイクが新車で買えるほどの費用をつぎ込む人もいるほどです!

なぜ、いまさらミニバイク?一体何がいいの?

ミニバイクの一体どこに、それほどまでに人を惹きつけ熱中させるものがあるのでしょうか? 普通に考えると、走行性能や安全性の面からも中型以上のバイクが良いものと思いがちです。しかしそこには、中型・大型バイクとは違う、ミニバイクにしかない独自の世界観があるのです。
残念ながら、2017年8月にはホンダ・モンキーの生産中止が発表され、50年の歴史に幕を下ろすことになりました。続々とミニバイクが消えゆく時代に逆行するかのように、原付であるにも拘らずプレミア価値が付いて発売当初よりも高く売られているモデルさえあるのです!



「ビッグ」ではなく「ミニ」だからこそ味わえる楽しみ

「ミニ」だからこそのメリットもたくさんあります。まず、車体が小さいため物理的に小回りが効くことです。立ちゴケの心配も小さいです。そしてなにより、車種にこそよりますが、カスタムパーツの豊富さとお手頃な価格。大型のバイクの部品を1つ購入する金額で、ミニバイクの部品をいくつか買えてしまいます!
そして、「ミニ」だからこそ見える景色があります。尾道〜今治を結ぶしまなみ海道では、125cc以下の小型二輪車は歩行者・自転車と同じ道を走りますので、ビッグバイクとは違う景色を堪能できるというわけです。 これはどうあがいても覆せないメリットですね!

維持費もお手頃!これはもう、買うっきゃない!

そして気になるのが維持費ですね。
250cc以下は車検が不要ですから、その費用はかかりません。実質の負担となるのは、市町村に収める自動車税(50cc〜90ccは2,000円/年、91cc〜125ccは2,400円/年)と自賠責保険くらいです。
当然、ガソリン代が別途かかりますが、ミニバイクの特徴のひとつでもある超低燃費エンジンによって、経済性が高いのは間違いありません。中でも、ホンダのスーパーカブはカタログ値110km/リットル、実際値でも50〜70km/リットルと、驚異の燃費です。
さらに驚異的なのは、日本製のミニバイクは極めて故障しにくいことから、修理費がほとんど発生することがないということです。ミニバイクは驚くほど経済的なのです!



時代とともに淘汰されていくミニバイクたち

悲しいかな、時代の流れには2輪メーカーも逆らえません。
排ガス規制をはじめ、様々な規制強化がミニバイクの存続を苦しめます。ですが、メーカーもライダーもその状況に指をくわえて見ているわけではありません。規制強化の雰囲気のなかでもより多くの楽しみを見出すべく、新たな機能を搭載したモデルや、一見ミニバイクに似つかわしくないほどの安全性能を盛り込んだり、とミニバイクも実は日進月歩しているのです。
往年の無骨さはテクノロジーの進歩とともに洗練され、これまでとは一味違った楽しみの方向性へと導かれるのかも知れません。

まとめ

原付から小型自動二輪まで、AT車からMT車まで、ミニバイクといえど多様な車種を選ぶことができます。
大型バイクから乗り換える人もいるほど魅力がつまったミニバイク。取り回しもラクで維持費も安く抑えられます。それってある意味、贅沢品なのではないでしょうか?
そして、中型・大型のペースだと見落としてしまう景色がミニバイクの世界にはあるかもしれませんね。いつの時代でも、複数のメーカーによって時代に沿ったミニバイクが販売されています。そして、必ず何かが進化しているのです。
あなたもミニバイクに興味が湧いてきましたか?小さな車体と一緒に、ブラっと気が向くままに旅にでも出てみませんか?