誰にでも起こりえる!車をこすったときの正しい対処法

誰にでも起こりえる!車をこすったときの正しい対処法

うっかりしてて車をこすった!まずは何をするべき?

車を購入する場合、トラブルへの正しい対処法についてもしっかりと確認しておく必要があります。
車のトラブルとして多いのが、うっかりしていて車をこすったというものですが、その様な場合、どう対処するべきなのでしょうか?
特に多いのが公共の駐車場などでこすってしまう場合ですが、公共の駐車場などで車をこすった場合は、キズの大小に関わらず、まずは保険会社に連絡を入れましょう。
当事者同士で解決しようとすると大きなトラブルに発展してしまうことも少なくないので、保険会社には必ず連絡を入れ、間に入ってもらってください。
また、ちょっと修理すればすむ程度のものであればいいのですが、大きな事故の場合は警察にも連絡を入れるようにしましょう。


修理費用は保険でまかなえるの?

自分のうっかりミスで車をこすってしまった場合、相手への保障も気になりますが、自分の車に対する保障も気になりますよね?
実はただ単に任意保険に加入しているだけでは、自分の車の修理に関するお金までは保障されません。
自分の車の修理に保険を適用させる場合には、車両保険への加入が必要になります。
任意の自動車保険に加入する場合、車両保険に加入すると保険料が高くなってしまうため加入しないという人は結構多いのです。
ですが、万が一のときに結局高くついてしまうことになるので、任意保険に加入するときは車両保険にも加入しておくことをおすすめします。

等級を下げてでも保険で対応すべき?

ただし、車両保険に加入しているからといって、車をこすったときに全て保険でまかなうというのはおすすめできません。
というのも、保険には等級という制度があり、等級によって月々の保険料の割引率が異なっていきます。
この等級は事故歴や保険の保証内容の使用歴によって定められるので、当然ですが保険を利用すると等級は下がってしまいます。
保険を利用すると等級が3つも下がってしまい、月々の保険料の割引率も大きく下がってしまうので、注意しなければいけません。
修理にかかる金額が少額で済むのであれば保険を利用せずに自分で支払ってしまった方が懸命です。
車をこすった場合の修理費用に保険を適用するかどうかは、修理費と月々の保険料を比較しながら検討すると良いでしょう。


もし逃げてしまうとどうなるの?

他人の車にこすってしまった場合、焦りから気が動転して逃げ出したくなることあるかと思います。
ですが、そのような場合、絶対に逃げてはいけません。
もし警察や保険会社に連絡するなどの適切な対処をとらずに逃げてしまうと、事故報告義務違反となり、警察に罰せられてしまいます。
事故報告義務違反は、キズの大小にかかわらず、事故現場から逃げてしまった場合に適用されるものです。
事故報告義務違反が適用されると3ヶ月以下の懲役か、50,000円以下の罰金刑が課せられてしまいます。
そうなってしまわないためにも、車をこすったときは保険会社に連絡を入れ、場合によっては警察にも連絡して、適切に対応するようにしましょう。

まとめ

車をこすった場合の適切な対処方法について紹介してきました。
繰り返しになりますが、車をこすってしまった場合はキズの大小にかかわらず、加入している保険会社に連絡を入れましょう。
決して当事者間で対応しようとしてはいけません。
被害の大きさによっては警察への連絡も必要になってくるということも覚えておきましょう。
車をこすってしまった場合、気が動転してしまうものですが、落ち着いて冷静に対処する必要があるということも覚えておきましょう。
絶対に逃げてはいけません。
また、車をこすったときの車の修理費を保険でまかなうには、車両保険への加入が必要です。
保険に加入するときは万が一のことを考えて、車両保険への加入も検討するようにしましょう。