走行距離が10万kmを超えても買える(売れる)中古車とは?

走行距離が10万kmを超えても買える(売れる)中古車とは?

中古車選びの基準?走行距離の限界は10万km?

自動車の限界はどのように決めることが正しいのでしょうか?まわりからよく質問を受けるのですが、もう10万km乗ったから買い替えを考えているケースですね。また、車の乗り換えだと走行距離が10万kmだから下取りができない、もしくは0円では?などの意見を聞きます。10万km走れば、普段メンテナンス作業が行き届いているオイル交換やタイヤの消耗以外の部品に寿命が来ます。わかりやすいところでは、タイミングベルトやオートマチックのトランスミッションのオイル、ブレーキ関係ですね。これらの交換で車の乗り心地は大きく改善されます。

中古車の走行距離と使用年数の関係とは?

民間の保険屋さんは年齢と走行距離で大まかな保険料を決めています。走行距離は年間10000kmが基準であることも多いので、10年の使用期間で10000km×10年=10万kmに到達します。中古車の劣化は走行ばかりではなく、鉄などが素材であるために酸化による劣化も同時に起こります。この間に自動車が浴びる紫外線や雨風を考えると、傷んでいくことは仕方ないと言えるでしょう。使用期間3年で現行モデルの10万kmを超える車が中古車市場で出たりします。これを10万kmだからといって完全にスルーする人ばかりではないですよね。



中古車の走行距離と車種の関係とは?

長持ちする車として国際的に評判が高い中古車は、トヨタのランクル系、ハイラックス系です。日本ではベンツなど、ドイツの車の頑丈さが優位性を得ていましたが、世界基準では上記の2台になります。共通点は4WDのSUVという点です。砂漠や湿地帯など日本と比べものにならないような環境で走り、距離も年間7~8万kmの猛者もいます。戦場でも選ばれるくらいですから、相当頑丈だといえますね。

中古車走行距離とメンテナンス

中古車購入の際に整備の観点から考えてみると、エンジンの中は完全に分からないということです。こまめなエンジンオイルやエレメントの交換でエンジンの状態をいい状態に保つことが一般的な人が行える最良のメンテナンスです。少し前の2000年代、日本のメーカーの車ではエンジンに当たり外れがあるといわれたものです。もともと長く乗ることを想定しているドライバーは足回りを気にします。サスペンションは走行距離に比例して消耗しますので、早め早めのメンテナンスが車の長持ちにつながっているのです



中古車走行距離と使用方法

同じ10万kmの走行でもオーナーの使い方次第で、中古車の傷み具合に差が出てきます。車は目的別により作り方がそれぞれ違います。街乗りを意識しているならば、ボディやエンジンの頑丈さよりは、軽いボディで燃費を意識するといった類いです。日本でも主にで高速道路を使う人は、ストップ&ゴーを繰り返す街乗りの中古車より、車の潤滑油や足まわりの消耗が少なく、車が走行距離の割にフレッシュです。またアップダウンの道路での走行、毎回乗る人数が2人以上なども関係してきますので、前オーナーを知っている販売店のスタッフから教えてもらうこともひとつのアイデアです。

まとめ

結論としましては、中古車購入の際、走行距離はひとつの基準に過ぎないということです。5年以上(2回の検査)経過している中古車が候補の場合で、なおかつあまり知らないお店で購入する時は、頑丈で定評のある車種をチョイスするべきです。先ほど紹介したランクルとハイラックスです。整備手帳がしっかりしている場合は、走行距離が伸びていても検討する価値があります。ハンドルの摩耗具合でも、運転状況が分かります。ツルツルならば走行距離が少なくても街乗りで使用していたことなどが頭に浮かんできます。目に見えるところをしっかりと確認しておく習慣を身に付けることで購入の失敗を防ぎましょう。