レクサス人気4車種のインプレッション

レクサス人気4車種のインプレッション

LS500h ハイブリッド車のイメージが変わる自動車

大型のボディが日本車的ではないですが、紛れもなくレクサスの自動車は日本車です。

LS500h[1120万円〜]の静かな乗り心地は、高級ハイブリッドセダンとしてかなりハイレベルな次元で表現されています。
各エアサスペンションの性能の高さを思い知らされます。

何よりも秀逸なのがブレーキ性能です。
3500cc V型6気筒エンジンから発揮されるハイパワーを、何の心配もなく停止させられる前20インチ 後18インチのベンチレーテッドディスクブレーキは素晴らしいです。

245/50RF19タイヤは路面を確実に捉えていて、多少乱暴に振り回してみても暴れ出したりしません。

ハイブリッド車にも関わらず359psを発揮するこのLS500hは、これまでのハイブリッド車のイメージを払拭してくれる自動車です。

RC300 手軽に遊べるクーペを見つけた

RCシリーズとしては最小クラスとなるRC300[530万円〜]は、パワーに頼らずテクニックでコントロールする楽しさを感じられるクーペです。

同シリーズRC350などは、パワーにものをいわせるタイプの特性がありますが、このRC300は2000cc 直列4気筒ターボエンジン。
あまりパワーはありませんが、FR車の醍醐味を最も楽しめるのはRC300でしょう。

オートマチック車なので、ハイブリッド車をオススメしたいとも思ったのですが、ダイレクトなレスポンスのRC300を味わった後、リニアなRC300hではパンチに欠け、せっかくのFR車としての楽しみが半減してしまうように感じました。

クーペとしては前後比が5:5に近く、自分を中心に旋回していくイメージはまるでアウディ TTを彷彿させるものでした。

クロス気味の8速オートマチックトランスミッションが、低速から小気味良い加速を始め意識を真後ろに飛ばしてくれる加速感はたまりません。

乱暴に振り回すと警報が鳴りました。
メーターディスプレイにも休憩を促すかのように警告ランプが…
そして、ステアリング補正がかかります。
安全装置の効果はかなり高いです。

レーダークルーズコントロールやブラインドスポットモニターは、クーペという特性上あまり必要性はないかもしれませんが、ゆったりとドライブを楽しむ際にはとても便利な機能です。

自動車を運転している感覚を楽しみたいあなたは、RCシリーズを選ぶ際はRC300をオススメ致します。



RX450h ラグジュアリーの粋が手に入るSUV

数あるSUVシリーズの中でも、RX450h[605万円〜]はどこに出しても恥ずかしくない存在感を持っています。

精悍なフロントマスクに始まり、スマートなサイドフォルム、流れるように収まるリアパネル。
ぼってりというSUVのイメージからはかけ離れた格好良さがあります。

無段変速のシームレスなシフトチェンジが、コンフォートな乗り味に貢献しています。

167psもあるモーターパワーは、停車状態から動き出す際にもパワーの落ち込みを感じないほどのパワフルさ。
そこから後追いで発揮される3500cc V型6気筒は262ps。
力強さは充分です。

トランクルームの広さは圧巻です。
3列シート搭載のロングバージョンも用意されているので、ここのスペースは最初から確保されているようです。

シートの座り心地が抜群です。
運転席はもちろんですが、リアシートの体の収まりが抜群。
ロングライドに厳しいシートが多いですが、ソファに包まれているかのような感覚は嬉しいです。

ハイブリッド車の最大のメリットは静粛性です。
SUVは空間が広いため、意外とエンジンが始動した際の反響音が目立つのですが、RX450hはほとんど気にならない静粛性を体感できます。

CT200h ユーザーの悪評は多くても運動性能抜群

CT200h[377万円〜]をオススメしようとすると、多くの場合同エンジンを使用しているプリウスと比較されたりしてしまいます。
しかし、そもそもレクサスはトヨタの展開する高級ブランドシリーズ。
共用部品があるからといって叩くのはおかしな話です。

さて、 CT200hですが、1800cc 直列4気筒ハイブリッドエンジンを搭載。
踏めばそれなりに走り、大きなパワー不足はないけれど満足できるわけではない。
そんな印象が強いですが、 CT200hの区分はコンパクトカーです。
グイグイ力強く走り回すタイプではありません。

ゆったりとした乗り心地、街中をスイスイ走ることができる旋回性の高さ、視界の広さ、文句の付けようがありません。

若干車重が気になりますが、国産車として考えた場合全く気になるレベルではありません。

そして、最もお伝えしておきたいポイントが[CT200hは他の自動車と同じではない]ということです。
構成部品に共用物がない自動車はほぼありません。
そこを忘れないでください。



レクサス Fシリーズ 自動車の可能性の追求

スポーツ仕様のFシリーズは、各シリーズごとに存在する特別仕様になります。

・F SPORT
専用のチューニングを施したスポーツ仕様モデル
・GS F/RC F
専用のプレミアムスポーツチューニングモデル
・LFA
メーカー技術の最高峰チューニングを施した至高モデル

まとめ

レクサスの4ボディタイプについて見てきましたが、どのタイプにもいえるのが[日本的自動車である]ということです。

海外向けに作られたトヨタ車ではなく、トヨタ車のクオリティを最大限まで引き上げた高級ブランド。
それがレクサスなのです。