車のおもちゃといえばミニカー!「ホットウィール」など大人のミニカーが熱い!

車のおもちゃといえばミニカー!「ホットウィール」など大人のミニカーが熱い!

ミニカーといえばトミカ!大人がハマる「ホットウィール」も!

ミニカーといえば「トミカ」が有名ですね。トミカは日本製のミニカー。1970年からタカラトミーが発売している車の玩具で、手のひらサイズで、ダイキャスト素材。塗装は本物と同じ焼付け塗装、そして手頃なお値段で男の子達には大人気。子供だけでなく、世界中に熱烈なファンやコレクターがいます。イベント「トミカ博」も大人気。毎月第3土曜日がトミカの日と定められて、2車種以上が必ず発売されることになっています。定価は450円。

しかし、大人のトミカコレクターももちろん多いのですが、トミカよりもマニアに人気があり、大人をミニカーコレクター道にはめてしまうミニカーが、アメリカ、マテル社のミニカー「ホットウィール」。今回はホットウィールを中心に大人が集めるミニカーについてご紹介していきます。


「ホットウィール」の基本情報

ホットウィールは、1968年から発売されているトミカと同じ3インチサイズ(7.6センチ)のダイキャスト成形のミニカーです。「世界一早いミニカー」のキャッチコピーで、高速走行に対応できるようなミニカーになっています。世界中にファンが多く、イベントも各地で行われています。

「ホットウィール」はトミカ以上にコレクションしたくなる要素が多いミニカーです。価格はトイザらスで約190円。1つ200円くらいで買えるのですから、マニアにとってもそこまでお金がかからないのも魅力。それに、日本で売っているところが限られています。トイザらスまたは、西友、まれにイオンでも売っていますが、確実に売っているとは限りません。その他、お店によってヴィレッジヴァンガードや個人経営のおもちゃ屋さん、ネットショップなどで購入できるようですが、手に入れるだけでもレア感がありますね。

第一土曜日に「ホットウィール」を求めて行列!

また、売っているお店がわかっても手に入れるのには一苦労があります。ホットウィールの新車がお店に出るのは、月の始めの土曜日と一応決まっています。新規に発売されるのは約30車種。しかもお店によってすべての種類が入荷されるとは限りませんし、何があるかは行ってみないとわからないのです。
トミカは新商品が2種類程度と決まっていて、基本的にどこのお店でも買うことができるのと対照的に、ホットウィールは基本的に再販されないので売り切れてしまったら二度と定価では手に入りません。このレア感ゆえに、いい大人がホットウィールにハマってしまうのです。

月の初めの土曜日に気をつけて見ると、イオンやトイザらスで開店前からミニカーを求めたお兄さんやおじさんたちが並んでいます。そして開店と同時に走り込んで行き、ホットウィールを奪い合うように買っています。店舗によってはマニア達が自主ルールで行列をつくって一個ずつとって後ろにまた並ぶという方法をとる場合もあります。ケンカがおこることもありますし、子どもを怯えさせる勢いのマニアたちの姿も目にします。


謎車と実車、トレジャーハント

トミカは基本的に実車といって、実際に走っている乗用車や働く車をミニカーにしていますが、ホットウィールには、実車以外に、通称「謎車」と呼ばれるホットウィールオリジナルの車や映画の中の架空の車など、実際にない車もミニカーにしている点が特徴的です。子どもは、かっこいい謎車にひかれるかもしれませんが、大人の人気はやっぱり実車。謎車は余っています。

ホットウィールの陳列もわざと無造作に並べていて、買いに来たマニアが希少車種を探しにくくしています。そこにお宝を見つける喜びが隠されているのです。
希少車種は「トレジャーハント」「スーパートレジャーハント」とよばれていて、1アソートの中に1台ずつ設定されている、普通よりかなり豪華なホットウィールです。トレジャーハントかどうかは、一目見ただけではわかりにくくなっていて、台紙に小さくトレジャーハントマークが隠されているのが目印。また、車体の一部分にもトレジャーハントマークが印刷されています。
さらに、豪華なのが「スーパートレジャーハント」。ゴールドカラーのマークが台紙に印刷されています。そしてスーパートレジャーハントは、普通のホットウィールがプラスチック製のタイヤに対して、ゴム製のタイヤ「リアルライダー」をはいてることも特徴です。
トレジャーハントのホットウィールは、トイザらスでは同じ値段で買えますが、マニア間では数百円から1000円程度で取引されます。

まとめ

大人がコレクションする車のおもちゃ、ミニカーのホットウィールを中心にご紹介しました。トミカやホットウィール以外にも、食玩売り場で売られているミニカー、フランスの「マジョレット」や、精密で少し高級なミニカー「京商」など様々なメーカーが出しています。
ミニカーコレクションは、車好きの方にはハマる趣味かもしれませんね。自分が毎日乗る車は1台、多くてもせいぜい2、3台までしか所有できませんが、ミニカーならお気に入りの車や欲しいけど手に入らない車も、数百円で手に入ります。大人ならではのミニカー集めも楽しそうですよ。