スバル レヴォーグ ステーションワゴンの利便性
レヴォーグってどんな自動車?
スバル レヴォーグ[282万円〜]は、4代目インプレッサをベースとして生み出され、エンジンも同じFB16型水平対向4気筒エンジンと、5代目レガシィで採用されたFA20型水平対向4気筒エンジンを配されたステーションワゴンです。
両車種ともスバルが誇るステーションワゴンが存在しています。
日本の道路事情を考慮したことによって、ホイールベースを短くし旋回性の高い取り回しの良い自動車となっています。
全車直噴ターボの採用で、小排気量の非力さをカバー。
1600ccのエンジンは、インプレッサで培ったテクノロジーを余すところなく盛り込まれているので、走る喜びをストレートに運んでくれます。
また、2000ccのエンジンは、レガシィで採用されていたFA20型です。
FB16型同様、心地良い走りをもたらしてくれます。
ハイブリッド全盛時代にあえてガソリンエンジン
レヴォーグのハイブリッドシステム導入は騒がれていますが、インプレッサスポーツハイブリッドが存在していますので実現化することは決して無理なことではありません。
ただし、通常想像される燃費改善のためのハイブリッドシステムではなく、より力強い走りを実現するためのハイブリッドシステム。
パワーアシストハイブリッドシステムとなるのは、水平対向エンジンの特性を最大限に生かすことがプラスだという事実があるからでしょう。
さて、データ値で16km/Lという何とも平均的な燃費性能を誇っているレヴォーグですが、実際に走行してみると半分程度まで燃費が落ち込むことに気づきます。
思い切り気持ち良く回るエンジンというのは、自然とアクセルを踏み込んでしまいます。
走りやすいことが逆に燃費低下の原因となってしまうのは、スポーツ走行に耐え得るエンジンが故のウィークポイントでしょうか。
FB16型とFA20型はどちらの方が扱いやすい?
単純に排気量の差という面で
FA20型の方がパワーがあるので、高速道路や山越えをする際にはFA20型の方が扱いやすくなります。
ターボ車としても、キャパシティの大きな2000ccクラスの方が故障に強い印象を受けます。
FB16型エンジンは、ターボ加給させるよりもNAとしておくべきだったと感じます。
故障を恐れず純粋に走ることを突き詰めていくスバルファン好みのテイストにはなっていますが、誰でも気軽に出掛けられるのはFA20型となっています。
レヴォーグのライバル車種
現在日本国内でレヴォーグと競合するような車種が見受けられません。
コンパクトミニバンというジャンルが生まれたことで、ステーションワゴンの必要性がなくなってしまったことが原因でしょう。
そこにあえて踏み込んできたスバルの遊び心。
これは一部の根強いユーザーの購買意欲を掻き立てます。
遊びにも行けてスポーツ走行を楽しむこともできる中排気量のコンパクトな自動車。
まともなライバル車と呼べる存在がいないのは強みです。
最新鋭アイサイト搭載で安全面で優れたレヴォーグ
レヴォーグは購入時の負担が大きいです。
最廉価版であっても最新のアイサイトが標準搭載されていたり、ダウンサイジングターボエンジンというハイコストエンジンを用意していたりという面からなる負担です。
しかし、安全性を高めて事故率を下げるために全車種強制的に最新のアイサイトを設置させたのには賞賛したいです。
もちろん自分の運転技術は必要ですが、それをしっかりとサポートしてくれることで余裕を持って運転できるというのは、高齢化が進んでいる世の中では大きなアドバンテージとなるのではないでしょうか。
まとめ
レヴォーグは新種だといわれていますが、ステーションワゴン全盛時代を知っている年代からすると懐かしい自動車が復活したなといった感じです。
ライバル車となるものが存在しないといったのも、ステーションワゴンとしての乗り心地が弱い車種ばかりで、ここまでしっかりとステーションワゴン然とした乗り心地を感じたのは久し振りでした。
スバル レヴォーグをお試しください。