車の査定でチェックされる5つのポイント

車の査定でチェックされる5つのポイント

ポイント①「車種やメーカー、グレード」

車の査定ではじめにチェックするポイントが、この「車種やメーカー、グレード」などではないでしょうか?
もちろん年式などでも、査定額は変わってきますが、人気のメーカーや人気車種によって、査定額が高くなる場合もあります。
また、査定士は査定金額をスピーディーに出して売却する側に伝えなければなりません。
結果をスピーディーに伝えるためには、おおよその目安が必要で、その目安の金額はこの「車種やメーカー、グレード」によって予め決まっています。
そこから出た目安の金額に、他のポイントからチェックした部分を見て、プラス査定をしたり、マイナス査定をしたりしていきます。

ポイント②「走行距離」

「走行距離」の査定は、目で見て分かりますし、売却する人は一番気にするポイントではないでしょうか?
車の走行距離チェックする際には、現在の総走行距離だけではなく、 「年間走行距離」もポイントになってきます。
年間走行距離の平均は、一般的な自動車で年間約10000km、軽自動車は8000kmといわれており、査定士は、車の年式と総走行距離から割り出された距離が、基準の年間走行距離とどのくらいの差があるのかをみて、プラス査定なのかマイナス査定なのかを判断していきます。
また、稀にメーターを巻き戻してしまって、申告せずにいるという人がいます。
仮にメーターを巻き戻ししてしまっていることを申告せずに査定に出してしまうと、後から返金要求や、損害賠償請求をされることもありますので、注意しましょう。



ポイント③「外装」

ボディーのカラーや傷、汚れなどを含む「外装」も査定の大きなポイントとなります。
特にボディーカラーは重要で、人気色、不人気色で査定に大きな違いがありますし、色あせの有無でも査定額に大きな差が出てきてしまいます。
車を購入する時から、将来の売却を見越して、白や黒、シルバーなどの流行りに左右されないカラーを選択しておくのも売却する時に有利になりますので、おすすめです。
また、ボディーの傷やへこみ、ランプ類やアンテナなどの破損も大切なチェックポイントとなります。
いくら気をつけて乗っていたとしても、鍵を差しそこねたときにできる細かな傷などは、長く乗っていればいるほどつきやすくなりますので、注意が必要です。

ポイント④「内装」

シートやフロアマット、オプション品などを含む「内装」も細かくチェックされます。
シートやフロアマットの汚れは、汚れがあまりにもひどく、クリーニングで対処が難しいと判断されれば大きくマイナス査定をされることもあります。
また臭いも重要で、タバコの臭いやペットの臭いなど、取りづらい臭いに関しては、次の購入者が嫌うことが多いこともあり、マイナス査定になる場合もあります。
その他カーナビなどのオプション品は、外さずつけたまま査定に出した方が、プラス査定になることもあり、有利な場合が多いです。
ただ、買取業者によっては、カーナビを取り外しても査定金額に大きな差がない場合は、外して次の車に装着した方が得な場合もありますので、査定前に確認をしておくことをおすすめします。



ポイント⑤「修復歴」

「修復歴」のある車は査定が大きくマイナスになります。
特にドアやボンネットなどの車の重要な部分の修復歴は、思ってもみないほどマイナスされることもあるので注意しましょう。
また、修復歴は隠さずに申告するようにしましょう。
記録が残っていればいいのですが、なくしてしまうこともあると思います。その場合、査定に響くからとそのままにして申告しない人も多くいます。一見気づかれないと思う人もいると思いますが、プロの目はごまかせません。
査定では、査定士が査定をして買い取った後に、複数の人の目で再チェックされます。
査定士に何も言われなかったから大丈夫と思って放っておいても、後から必ずバレます。
もちろん後から発覚した場合は、返金要求が来ますので、正直に全て申告するようにしましょう。

まとめ

査定時のチェックはかなり細かいと思った方も多いと思います。
車の査定時のチェック項目は何百もあり、今回ご紹介した以外にもまだまだたくさんあります。
ただ、今回ご紹介した部分は普段から気にしておけばカバーできる部分です。
普段から気にする部分=目立つ部分のため、次のオーナーが最も気にする部分であり、査定時のポイントとしては大きいものになります。
せっかく大切に乗ってきた車を少しでも高く売却したいと思うのは、皆同じだと思います。
だからこそ普段から注意できる部分は気をつけるようにして、少しでも高い査定を受けられるように準備しておきましょう。