韓国車って日本で買える?韓国自動車メーカーと人気車種

韓国車って日本で買える?韓国自動車メーカーと人気車種

韓国の自動車メーカー

韓流スターや韓国ドラマは日本でも人気があるのに、韓国車を普段見かけることがなく、韓国車のメーカーやどんな車があるかについて知らないことが多いですよね。
韓国の自動車メーカーは現在4社。その中でも韓国資本なのは、最大の現代(ヒュンダイ)自動車(以下、ヒュンダイ自動車)です。また、韓国第2位の起亜(キア)自動車は、ヒュンダイ自動車の傘下になりました。
韓国の自動車メーカー4社のうちヒュンダイ自動車以外は外国資本になってしまいました。ルノーサムスン自動車、韓国GM、そしてインド系企業に買収されたのサンヨン自動車です。
日本での人気はあまりありませんが、ヒュンダイ自動車は世界第5位の生産台数のメーカーで、アジアではトヨタに続く第2位の自動車会社です。また、北米やヨーロッパにおいても、ヒュンダイの人気は高いです。しかし近年、ウォン高と日本の円安の煽りや、エコカー技術の立ち遅れなどで、韓国国内、さらに国外においても苦戦しています。現在は、韓国国内でもコスパが良い、アフターサービスが良いなどの理由で、日本車の人気が高くなってきて、欧州車や韓国の車よりも人気を博してきています。特にレクサスの人気は高くハイブリッドモデルの「ES300h」はベストセラーカーに選ばれました。


韓国車の人気車種は?

・ヒュンダイ・ソナタ
ヒュンダイ・ソナタは、韓国で最も売れている車といわれています。トヨタ・カムリやホンダ・アコードと同クラスのセダンです。

・ヒュンダイ・ツーソン
現代自動車のコンパクトクロスオーバSUV車。欧州やアメリカで売れています。

・キア・オプティマ
ヒュンダイの子会社の起亜自動車のオプティマは、アウディから引き抜かれた著名なデザイナーペーター・シュライヤーが手がけたおしゃれな中型セダンです。

・ヒュンダイ・ジェネシス
ヒュンダイの独立ブランド・ジェネシスが作った韓国の最高級車。レクサスやベンツのE350などを意識しています。北米カー・オブ・ザ・イヤーを2009年、韓国車として初めて受賞しました。

・キア・スティンガー
キア自動車の高級車で2014年「GT4 スティンガー」、2017年「スティンガー」が発表。デザイナーは、ペーター・シュライヤー以下ヨーロッパ人で、欧州車っぽいデザインがかっこいいと評価されています。アウディA5やBMW4シリーズがライバル。600万円台と強気の値段設定です。

日本では韓国車が年7台しか売れなかった

ヒュンダイ自動車は2001年日本市場に参入しました。ペ・ヨンジュンらのCMを放送していた結果か、2004年には、2500台販売しましたがそれから売り上げが下降し、2009年には販売店がバス部門を残して撤退してしまいました。また起亜自動車も日本市場から撤退してしまいました。
韓国乗用車は、日本では売れないというのが定説になっています。2016年に日本で売れた韓国メーカーの車はたったの7台。この7台も大使館が購入したり、韓国で車を持っていた人が日本で新車登録しただけでということで、純粋に販売店で売れた韓国車はありませんでした。
韓国車の販売が日本で失敗した理由は、価格設定を日本車と同等かそれよりも高い値段にするなど、高くしすぎたことだといわれています。アメリカなどでは、日本車よりも1割ぐらい安い価格で売っているのでよく売れるのです。


韓国車を日本で購入するには?

2017年現在、ヒュンダイ自動車は日本で乗用車を販売してません。乗用車市場から撤退してバスだけを販売しており、乗用車部門はアフターサービスのみ行っています。しかし、韓国車を日本で乗ってはいけないとか、日本では韓国車を入れないようにしているというわけではありません。どうしても乗りたいという場合は、個人輸入する必要があります。他の人が乗っていない車なので注目を集めるかもしれませんね。

ただし個人輸入は、手続きがとても面倒くさく、輸送だけでなく通関手続きや、排ガス検査、日本で走らせるための改造などが必要です。なかなか個人では手におえないので、代行業者に手数料を払って任せるのが普通です。手数料は100万円が相場。そこまでして韓国車に乗るかというと、ちょっと微妙かもしれません。

まとめ

韓国の自動車メーカーや人気車種についてご紹介してきましたが、同じアジアカーという点では、やはり様々な点で日本車の方に軍配があがりますね。価格でも韓国車は安かったのですが、昨今の円安で日本車が今や追い風です。韓国でも日本車の売れ行きは良く、コスパも品質も日本車が最高!という声も多いようですね。しかし、韓国車はデザインに力を入れていて最近はとてもおしゃれになってきているので、これから人気が出て来るかもしれません。日本のお家芸だった家電分野で、韓国製品に世界進出で負けたように、韓国車もこれからもっと伸びてくるかもしれませんね。