憧れのスーパーカー ランボルギーニの燃費はどのくらい?

憧れのスーパーカー ランボルギーニの燃費はどのくらい?

V12エンジンは燃費悪くて当然?アヴェンタドールの燃費はいかほど?

スーパーカー製造メーカーである、ランボルギーニ。まずは、ランボルギーニのフラッグシップ(メーカー製品の最上位) モデルでもある、アヴェンタドールSクーペの燃費から見ていきます。
スーパーカーは、一般的に燃費が悪い車の定番と言われていますが、実際の燃費が果たしてどのくらいなのか、気になる方も多いのではないでしょうか?エンジンの排気量、出力が大きくなればなるほど燃費が悪くなる傾向にあります。
最近では欧州を中心に、ダウンサイジングエンジンが主流となりつつあります。ダウンサイジングはエンジンの排気量を小さくし、ターボなどの過給機で必要な時だけ出力を得られる合理的な方法です。
そんな中、欧州のイタリア製であるランボルギーニ・アヴェンタドールの排気量はなんと、6,498ccもあります!ダウンサイジングとは縁遠いエンジンの排気量ですね。
エンジンはV12が搭載され、出力は740馬力もあります。駆動は四輪駆動で、燃費がものすごく悪そうなスペックとなっています。そんなアヴェンタドールの燃費を、実際のユーザーの口コミから平均を取ってみると、5km前後から6km/Lとなっています。
意外に5km/L前後も走るのですね。思ったほど燃費が悪くない印象ではないでしょうか。

V10エンジンのウラカンクーペの燃費はV12よりも優秀?

2017年12月現在発売されているランボルギーニの車両の中で、エントリーモデルとも言われるのがウラカンです。
ウラカンは、最も売れたランボルギーニと言われるガヤルドの後継モデルとして、2014年に発売が開始されました。
ウラカンとはスペイン語でハリケーンを意味しています。スペインに名の残る闘牛から名前を取ることも多いランボルギーニですが、ウラカンも闘牛から付けられたネーミングです。
2016年にランボルギーニは過去最大の販売数を記録しましたが、その中で最も売れた車種がウラカンとなりました。ウラカンのお値段もグレードによって2,500万~3,100万円ほどとかなり高額ですが、世界で見ると2,356台の販売を記録しました。
そんなウラカンクーペの燃費は6Km/L~8Km/Lが平均となっています。5,204ccの排気量を持ちながら、そこそこ優秀な燃費なのではないでしょうか。

史上最も売れたランボルギーニのガヤルド はそこそこ走る

ランボルギーニの創業以来、最も売れたランボルギーニのモデルがガヤルドです。ガヤルドは、2003年の発売開始から2013年まで10年間販売されたモデルで、14,000台強の販売台数となりました。
発売当時はミッドシップに排気量4,961ccのV10エンジンが搭載され、500psを出力していました。マイナーチェンジによって馬力が引き上げられ、最終的には570psとなりました。
ガヤルドは、一部のモデルを除き、四輪駆動が採用されています。四輪駆動でV10の5Lエンジンと、それだけ聞くと燃費が悪そうですが、実際は平均すると6km/L前後、高速の走行だと8km/L以上の燃費も可能となっています。この手のスーパーカーで6km/Lから8km/L走れば十分なのではないでしょうか。

 

まるで燃料の蛇口を開けながら走るよう?カウンタックの驚き

世界的なスーパーカーブームの火付け役ともなった、カウンタック(Countach)。カウンタックは、「驚き」という意味の言葉から名づけられました。
その名が示すように、発売されると未来的なデザインに世界中が驚きました。ドアが上に開くガルウイングを世に広めた車としても有名ですね。車体の前後から見ると、ドアの開いた状態がカモメの翼のように見えることから、ガルウイングと名付けられました。
1971年の発売から既に46年の歳月が経っていますが、話題性は現在でも健在のカウンタック。さて、気になる燃費を見てみましょう。
ランボルギーニの創業25周年記念モデルとして、カウンタックの最終モデルが発売されましたが、その最終モデルの平均燃費は4km/L前後といったところです。乗り方によっては2km/Lから3km/Lを記録することもあるようで、さすがに良いとは言えませんね。
まるで水道の蛇口を開いたまま走っているかのような燃費です。

V12らしい燃費を記録!ディアブロの実力

カウンタックの後継モデルとして、1990年に登場したのがディアブロです。ディアブロは悪魔を意味し、闘牛の名前から採用されました。闘牛から名前を取るのはランボルギーニの伝統でもありますが、エンブレムにも荒々しい闘牛が描かれています。
ディアブロは5,709ccの排気量を持つV12エンジンで、初期モデルは492psを出力します。最終モデルでは6Lに排気量が引き上げられ、馬力も550psと引き上げられました。
ミッドシップに搭載されたエンジンに、駆動は後輪駆動と四輪駆動のモデルが存在しています。
ディアブロの平均燃費は3km/Lから5km/L前後となっています。V12エンジンモデルの走行中は、まるで野生動物の咆哮のような排気音がしますが、燃費もすごいですね。

 

ドナルド・トランプ氏も所有していたムルシェラゴ

2001年よりディアブロの後継モデルとして、ムルシェラゴが登場しました。ムルシェラゴはコウモリを意味し、こちらも闘牛より名前が採られました。ムルシェラゴは、ランボルギーニがドイツのアウディーの傘下になってからの初のモデルで、2001年から2010年まで製造されました。発売当時のエンジンはV12の排気量6.2Lで580psで、最終モデルでは6.5Lの650psに引き上げられています。2017年現在のアメリカ大統領、ドナルド・トランプ氏の所有していた車として注目を集めました。そんなムルシェラゴ、気になる燃費は平均すると、2km/Lから4km/Lとなっています。

まとめ

いかがだったでしょうか?ランボルギーニの歴代車両の燃費を見てきましたが、V10モデルのウラカンやガヤルドは思っていたよりも燃費がいいな、と感じられた方も多いのではないでしょうか。
V12搭載モデルでも思ったほど悪くないイメージかもしれませんね。ただ、カウンタックに至っては、まさに燃料をばらまきながら走っているかのような燃費ですね。
ランボルギーニはこれまで、地を這って走るようなスポーツカーモデルを中心に製造してきましたが、初のSUVモデルとなる、ウルスを2018年に発売するとの発売を行いました。2017年12月現在、まだ発売開始されていませんので、燃費のデータもありませんが、果たしてウルスもどの程度の燃費を出すのか気になるところですね。