名車フェラーリ 新車販売されている3車種と話題の1台を種類別チェック

名車フェラーリ 新車販売されている3車種と話題の1台を種類別チェック

Ferrari 488 Spider ターボラグを解消されたスーパースポーツ

Ferrari 488 Spider[3450万円]は、ターボラグをほぼゼロにまで解消させたスーパースポーツカーです。
3,902ccのV8エンジンは、100mを3秒フラットで駆け抜けます。
アクセルレスポンスは、およそ0.8秒でのダイレクトな追従性をみせ、文字通り意のままに自動車を動かすことができます。

488 Spiderの特徴は[音]です。
エンジンサウンドもさることながら、中高速域での風切り音があなたをやる気にさせてくれます。
開放的なオープントップも、楽しいドライブを後押ししてくれます。

45km/h以下であればルーフの開閉も可能なので、突然の雨に見舞われても慌てる必要はありません。
15秒程度で開閉することができます。

フェラーリを日常的に乗り続けようと思うと、それなりの覚悟を持って動かなければなりません。
コインパーキングは車高の問題で使用できませんし、小回りの利かないワイドトレッドは日本向きではない自動車です。

しかし、この488 Spiderは走行する上での日常使用においてはとても優秀です。
低速度域でのストップアンドゴーの繰り返しとなる日本の道路事情は、フェラーリにとってストレスの塊のようなものです。
しかし、90度V8DOHCエンジンがその低速域での安定性を高め、安心してドライブを楽しむことができるフェラーリとなりました。



Ferrari GTC4 Lusso 快適な4名乗車フェラーリ

フェラーリといえば2名乗車と思ってはいませんか?
昔は4ドアセダンだって出回っていたフェラーリです。当然複数名の乗車のできるラインナップも用意されています。

Ferrari GTC4 Losso[3470万円]は、全席セミバケット型シートが装備されていますので、身体のフィット感の高い安定した乗車姿勢がロングドライブにもストレスの少ない時間を楽しめます。

GTC4 Lossoの滑らかなボディは、見た目以上の空気抵抗の少なさに驚きます。
65度V12型エンジンの軽快なエンジンサウンドと共にうねりを上げるエキゾーストノートは、周囲のドライバーを虜にします。

GTC4 Lossoの4輪操舵が可能とした、低ミュー路面でのグリップ力の乏しいコンディションでさえも確実な走行性能を発揮してくれます。
これは、高速走行時のレーンチェンジの容易さでも効果を体感できます。
前輪操舵のみであれば、必ず車体が斜めになる時間がありますが、4輪操舵であれば姿勢を保ったまま平行移動することが可能となり、同乗者にもあなた自身にも重力的ストレスを軽減してくれるのです。

Ferrari 812 Superfast フェラーリを牽引する立場となるスーパースポーツ

フェラーリ史上最高の位置付けを獲得できるほどのポテンシャルを見せてくれる Ferrari 812 Superfast[3896万円]が登場しました。
F12 berlinettaとF12 tdfの意志を継承するこの812 Superfastは、名実ともにフェラーリ史上最速をマークした名車です。
100mを2.9秒で走り抜け、200mを7.9秒と驚異的な加速を可能にしているのが、65度V12型エンジン 6,496ccのモンスターエンジンです。
データ値上最高速度340km/hというのは、10%の補正を考えても実測300km/hが可能となる驚きのノーチューニングマシンです。

一般公道での快適なドライブから、サーキットでのアグレッシブなファイトにも対応できるというのが謳い文句ですが、V12型エンジンでの低速クルージングは、少々エンジンへの負担が大きいでしょう。

フロントミッドシップエンジンは、車体の重心と重量物が近くなることで旋回性能を向上することができるメリットがあります。
クイックな回頭性は、走行時のダイレクトな操作感をもたらしてくれます。

ただし、限界を超えたスピードでの旋回時にはオーバーステアになる傾向が強いため注意が必要です。
回転軸が車体の中央付近になるため、スピンしたり下手をすると数周してしまい操作不能という事態に陥ってしまうかもしれません。
運転技術とタイヤの限界はしっかり把握しておきましょう。



Ferrari Portfino 新たなるグランツーリズムがここから始まる

ワインディングを力強い走りで駆け抜ける楽しさ。
流れる景色と響くエキゾーストノート、自動車好きならばこの加速感に心躍らないわけがありません。

Ferrari Portfino[販売時期車体価格共に未定]は、 Ferrari California T[2450万円]をベースとして作り出された新たなフェラーリの歴史です。

90度V8型エンジン 3,855ccという無理のない仕様からしても、低回転域からトルクフルな走りが期待できます。
また、ターボラグを解消した息継ぎのない加速感は、既に他のフェラーリでも実証済みです。
この2要素だけでもアクセルを踏み込む喜びが垣間見られます。

スパルタンな外装からも随所に空力的アプローチが浮き彫りにされていて、どんなサウンドを奏でてくれるのか楽しみです。

リアシートがあることで、荷物を持ち込んでも置き場があるのが嬉しいポイントです。
早く世の中に出回って欲しい1台です。

フェラーリに乗りたい‼︎ 一度は夢見るそんなあなたに

フェラーリに乗りたい。子供の頃から憧れているそんなあなた。
必死にお金を貯めたところで、実はそう簡単に買えるものではないという事実を知っておいてください。

フェラーリを日本で新車購入するためには、正規代理店である[コーンズ]に足を運ぶ必要があります。
しかし、一見さんお断りな対応をされてしまうので多くの方が門前払いされたとネット上に不満を連ねていたりします。

実際は現金持参であれば買えるでしょ?なんて思いますよね。
正直言って買えません。
これは信用問題というところで、代金の支払い能力だけの問題ではないのです。

新車購入の際に他者からの紹介があれば、その紹介者が身元保証人としてあなたのことが信用されます。
個人的にも足繁く通っていれば数度目にはしっかりと購入までの流れで対応してもらえますが、初見で購入するなどと相手も思っていませんので横柄な態度だと感じる方が多いようです。
実際は当たり前な対応をされるのですが、冷やかし宣言されていれば多少なりとも態度に現れてしまうのかも知れません。

しかし、中古で購入する場合はコーンズを通す必要もありませんので、お金さえあればどこでも初見で購入することができます。

まとめ

フェラーリはとても高い自動車ですが、絶対に手が出ないようなものでもありません。
本気で欲しいと思えば、そこに向かっていくらでも頑張ることができます。

フェラーリは一つのステータスです。
あなたが望むあなたになれるように頑張りましょう。