レトロ車好きにおすすめ!マツダ ポーターとは一体どんな車?

レトロ車好きにおすすめ!マツダ ポーターとは一体どんな車?

マツダ ポーターという車をご存知ですか?
ポーターは1968年に誕生して以来、約20年間という長きに渡って日本の道路を燦然と駆け回っていた、自動車大国日本が誇る名車中の名車です。今ではあまり目にする機会が少なくなってしまいましたが、コアな車好きの間では支持され続けている車です。
今回は、そんなポーターの知られざる魅力についてスポットを当てたいと思います。今まで知らなかった人もそうでない人も必見です!

マツダ ポーターとは?

マツダ ポーターとは東洋工業(現在のマツダ株式会社)が 1968年~1989年までの間、製造・販売を行っていた軽商用車シリーズのこと。シリーズにはボンネット型のトラック/バンである“ポーター”とキャブオーバー型のトラック“ポーター・キャブ”がラインナップされておりポーターは1976年に、ポーター・キャブは1989年に生産中止となりました。
現在ではほとんど街中で見掛かけることがなくなってしまいましたが、マニアの間では根強い人気を誇っており、タイなどの東南アジア諸国では今もなお活躍し続けている車なのです。



積載能力に自信あり!

現存するポーターはかなりのご老体となってしまっていますが、今でも地方に行くとちらほらその雄姿を垣間見ることがあります。その圧倒的な積載能力は現代の軽トラックをも凌ぎ、農作業時のパートナーとして非常に重宝されています。
重たい肥料や農作業道具など、かなりの量を積み込むことができますし、車体が小さく小回りが利くため農地などの敷地の狭い場所でも難なく突き進むことが可能です。ホロや荷台用の棚など、リアキャリアキットを取り付ければ積載量がアップ、野菜や電動農具などの雨に濡らしたくないものも余裕で載せることができるのです!

レトロさゆえの味のある走行!

マツダ ポーターにスピードを求めてはいけません。
エンジンは今では考えられない「空冷直列2気筒2ストローク360cc」を搭載。要するに少し大きめのバイクのエンジンのようなものです。もちろん当時の軽商用車のものでは最高クラスですが、高速走行用に設計されていないため、性格は非常に穏やか。最高速度は79㎞と街中をゆっくり走るにはもってこいの車です。燃費は意外にも14km/ℓを記録し、軽自動車に引けを取らない低燃費を実現しています。
その特徴的なエンジン音にもコアなファンが多く、今では聞く機会が少ないサウンドにマニアは酔いしれるのです。
参考動画 引用元:youtube



マツダ ポーター購入者のリアルな感想

では実際にポーター所有者のリアルな感想を見てみましょう。
■埼玉県 52歳 男性■
登場以来デザインが変わらない、生きた化石のような車。コンパクトな車体には昭和の魅力が凝縮されたモダンな雰囲気を感じます。現代の車では作りだせないサウンドはまさに芸術といえますね。これからもメンテを続けて、一生モノとして付き合っていきたいと思っていますよ!
■大阪府 55歳 男性■
若いころ街中でよくみかけたのを思い出します。安定感のある走行性とデザインがとても気に入っています。しかし、古い車ということもあってメンテナンスを頻繁に行わないといけないという点と、たくさんの人を乗せないといけない場面では不便ですね。ただ、不便さも込みで大好きな車なので、地道に向き合っていきますよ

(driven調べ)

感想はさまざまですが、やはりみなさんポーターを愛しているということが伺えますね。これからも末永く乗っていただきたいと思います。

マツダ ポーター まとめ

1968年の誕生以来、今もなお不動の人気を誇る車それが「マツダ ポーター」なのです。その愛らしい見た目とは裏腹に圧倒的な積載量を誇るポーターは、いつの時代も多くの人を魅了しつづけています。2017年現在では、生産中止となっているため現存台数も減少しつつありますが、それでもなおマニアの間では人気の衰えない名車ということがいえるのです。
あなたももし地方に行くことがあれば、未だ現役のポーターに会うかもしれません。