どこに行っても愛車に乗り続けたい!車の陸送に関する疑問あれこれ
- 2017.12.26
- 車の知識
車をあなたに代わって目的地へ運んでくれる陸送
業者間の取引やオークションで落札された車の搬送など、車の陸送は頻繁に行われていますが、個人の場合でも引っ越しなどで陸送が必要となる場合があります。
個人車の陸送は様々な業者が行っています。主にメーカーの新車や中古車はキャリアカーと呼ばれる車運搬専用のトラックで運びます。車の販売店や大きな道路でたまに見かることがあります。そのようなキャリアカーで輸送する場合や、預かった車を自走させて目的地運ぶ場合、貨物列車やフェリーなどを利用する場合など、目的地や時間、料金によって様々な方法があります。
どんな仕組みになっているのか
例えば、貴方が引っ越しで遠方へ行くことになったとしましょう。ご自分で運転するには遠く、初めての道も不安なので、陸送を依頼することにします。
ネットもしくは電話で行先と届ける日にちを告げて申し込むと、指定された日時に業者のドライバーが車を預かりに訪問します。キャリアカーで運ぶ場合も、住宅などへは大型車両は入れないため、近場の支店などまでは自走するのが基本です。
また、隣接県など近場であれば、そのまま自走して運び、お客様の到着日時まで最寄りの支店で預かります。
どちらの場合も、お客様の到着を待って配送します。
これがいわゆる「ドア・ツー・ドア」と呼ばれる一般的な陸送方法となります。
料金はどのくらいなのか?
気になるのはその料金です。格安といわれる業者の料金表を見ると、例えば東京から福岡までの場合、ドア・ツー・ドアで49,500円(ただし最安値区間)となっています。高速道路料金も軽く2万円を越え、ガソリン代も含めれば4万円近くになりますますから、自分で運転する費用と大差ないだけでなく、時間の節約と何より疲労感が違いますから、高くはない料金だと思います。
それでも、さらに安くという事であれば、自分で指定された運搬拠点に車を持ち込みで、目的地でも運搬拠点に車を引き取りにいくプランを用意している業者もあります。
この方法だと上記の距離で、1万円ほど安くなりますが、業者によっては運搬拠点が、お住まいの場所から離れた、港地区などの遠くになる場合もありますので、その場合にはお勧めできません。
陸送業者と引越し業者
引越しにかかわる車の陸送の場合、もっとも簡単なのが、引越し業者のオプションを利用することです。引越し業者はもともとが運送会社ですから、家財道具と同時に見積もり依頼ができ、手続きを一度に済ませられます。
しかし、大手の引越し業者であっても、多くの場合は陸送専門業者に委託することになるので、専門業者に依頼するより、料金が割高となります。
陸送を専門に扱う業者の場合は引越し業者のオプションよりも安く済むことが多く、プランも多いのでより自分に合った方法が選べます。
しかし、ただでさえ引越しで忙しい時に、普段なじみのない陸送業者と連絡をとったり料金を考えるのは、面倒なのも確かです。
まとめ
今回は陸送についてご紹介しました。普段なかなか利用しないサービスですので、戸惑うことも多いかもしれませんが、まずは業者に見積もりをとってもらい、どんな方法で運ぶのかを聞いておきましょう。そのうえで、他の業者のHPで価格を比較し検討しましょう。
その際、料金の安さだけではなく、本当に自分で走らせることが不可能なのかも含めて、自分にはどの方法が向いているのかも検討してみましょう。
また、引越しシーズンは陸送も込み合っており希望の日時を予約するのが難しいかもしれません。どうしても日にちを動かせない場合は、なるべく早く予約を取る必要があります。引っ越した先でもお気に入りの車を乗り続けたい方は、ぜひご検討くださいね。